...道中の胡麻(ごま)の灰(はい)形の男にも見えた...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...麻にて作りたる幌帽(ほろばうし)やうの物を冠(かむ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ジュート麻が入っているところから判断すると...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...左足ノ第四趾ト第五趾ガ全ク麻痺シテイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...それで麻酔なしでこの出血のはなはだしし手術を遂行したが...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...開襟(かいきん)シャツにざぐりとした麻織の上衣(うわぎ)をつけ...
徳田秋声 「縮図」
...永山の峰々から当麻の花野を通じて変化に富む...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...大麻から製した麻薬のことであります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...麻痺藥(まひやく)を用ひて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...麻井家には何んの御とがめもなく當時五歳の拙者は叔父の後見で跡目を相續することになつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一本の丈夫な麻繩を見付けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苧麻ひと握りよう売らないなんて……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...麻雀ほどではないが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「あの方が麻雀よりも好いな...
牧野信一 「昔の歌留多」
...)麻の襦袢(じゅばん)の陰気男のお前にはちと出来過ぎた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この点においては木綿のために麻布を見棄(みす)てたよりも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...やはり紺染めの麻の布で顔を包み...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...兵部と甲斐とは熨斗目麻裃(のしめあさがみしも)に着替えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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