...胡麻化しの消極的寓意手段ではない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...麻縄をありったけのばしました...
海野十三 「怪塔王」
...麻綱が燃えきれるのを...
海野十三 「怪塔王」
...(麻素子さんは落ちついた人である...
小穴隆一 「二つの繪」
...夫人は心臓麻痺で亡くなったのではなく...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...九唱 ナタアリヤさん、キスしましょうその翌、翌日、まえの日の賤民とはちがって、これは又、帝国ホテルの食堂、本麻の蚊がすり、ろの袴(はかま)、白足袋(たび)の、まごうかたなき、太宰治...
太宰治 「二十世紀旗手」
...わけて万作は此頃僂麻質斯(りゅうまちす)で右の腕をいためて時々は久しく仕事を休むこともあり...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...見物も稲麻竹葦(とうまちくい)の如く集まっているのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに麻縄の端を引っかけると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おじさんのお家は麻布の区役所のそばだったので...
林芙美子 「お父さん」
...二人は麻布の邸へひきあげたが...
久生十蘭 「予言」
...着物は橙色(だいだいいろ)の麻毛交織物(まぜおりもの)で...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...次の間で麻木を折る音がする...
正岡子規 「夏の夜の音」
...頭は既(も)う胡麻鹽になツて...
三島霜川 「解剖室」
...麻酔に入らうとする私にとつての...
三好達治 「測量船」
...麻布屋敷では、安芸の住居の玄関さきで、祝いの盃がようやく終り、安芸が立ちあがった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...阿部麻鳥は「讃岐志」に載っている僧の蓮誉の事蹟をとって...
吉川英治 「随筆 新平家」
...君はそれを聞いてくれるだろう?」胡麻塩の男は...
蘭郁二郎 「植物人間」
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