...麻色の髪の毛に囲まれた...
芥川龍之介 「不思議な島」
...花前は麻布(あざぶ)某所(ぼうしょ)に中等(ちゅうとう)の牛乳屋(ぎゅうにゅうや)をしておった...
伊藤左千夫 「箸」
...垂れ下った毛のような麻をとるために...
海野十三 「空襲葬送曲」
...風船をつないだ、太い麻繩は、館の裏手の地上から、丸屋根の縁を伝って、一直線に、空へ昇っている...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...当麻道(たじまじ)からおまわりになりましたほうがよろしゅうございましょう」と申しあげました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...※麻子油位(ひましあぶらぐらゐ)の藥(くすり)を渡(わた)して遣(や)るのに留(とゞ)まつてゐる...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...之を外部から見る限り麻生書記長の言論の処々に散見して何となくその雰囲気を感じさせる民族主義風の定石に近いものや...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...夫婦はすぐ胡麻塩(ごましお)おやじにつらまった...
夏目漱石 「野分」
...結局は薬物による麻痺と解して宜(よろ)しく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...婦人は麻布(あざぶ)区宮村町六七正二位勲一等伯爵枢密院副議長芳川顕正氏養子なる子爵曾禰安輔氏の実弟寛治氏の夫人鎌子(廿七)にして長女明子あり...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...こちらまで何だか麻酔にかかりさうであつた...
原民喜 「小さな村」
...……顎髯だけなら襟巻でも胡麻化せるが...
久生十蘭 「魔都」
...千山閣で林・伊東・多和と麻雀...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...第一巻「武家諸法度」「殿中向」「疱瘡麻疹」「風邪」などから始まって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その意味で戦争は民主主義を麻痺させてしまうとも言える...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...甲斐北都留(きたつる)郡巌村大字川合字加々原信濃北安曇(きたあずみ)郡美麻村字カカ原加賀沢という地名は越後・飛騨・越中でもこれを発見する...
柳田國男 「地名の研究」
...ヒサグワクという麻糸の糸巻...
柳田国男 「雪国の春」
...頭がすっかり麻痺してしまって...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索