...麹町局の消印鮮かに見ゆるあり...
石井研堂 「元日の釣」
...明日麹漬(こうじづけ)をつけるからって...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...宛先 東京市麹町区平河町発信地 東京市外上駒込染井三二九 辻方御手紙拝見いたしました...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...麹町の詩人へも行つた樣子だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かう麹町が答へたので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...麹町八丁目近くまで歩いた頃であつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...麹町や目黒にだけでなく...
太宰治 「正義と微笑」
...帰京後一度麹町区一番町の邸に先生を訪ねた...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...稀には麹町まで出かけるのもある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...麹町から愛宕下まで焼けたのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...神田から麹町六丁目へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...麹町の家に置くことを危険として文化学院にあづけて置いたものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...大きなる桐鈴懸を初めとし木の葉溜りぬ海の幸ほど麹町の家は崖下の低い所にあつたので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...当時私は麹町三番町にあった同郷出身の若藤宗則という人の家の二階を間借していたのだが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...あるいは一円五十銭組の食道楽会も出来ればあるいは西洋料理ばかりも面白くないといって折衷料理(せっちゅうりょうり)の食道楽会も始まるだろうし場合によると地方を限って麹町区(こうじまちく)の食道楽会も出来れば芝区の食道楽会も出来るというようになるかもしれない...
村井弦斎 「食道楽」
...そうして麹町の家を出...
山本周五郎 「さぶ」
...麹町(こうじまち)の取立てを...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...鳴りをしずめていた麹義は...
吉川英治 「三国志」
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