...麹町の詩人と共に付いて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...直ちに麹町(こうじまち)区某町にある地下街にうつった...
海野十三 「空襲警報」
...廣瀬亭から芝の琴平亭、四谷の喜よし亭、牛込の和良店(わらだな)、淺草の東橋亭、麹町の青柳亭、小石川の初音亭と東京中の主な寄席は大概知らぬ處が無い位に小光の跡を追うて出掛ける...
高濱虚子 「俳諧師」
...麹町(こうじまち)の自宅の裏門から...
太宰治 「ろまん燈籠」
...また麹(こうじ)が少いからまずかろうけれど と小さな瓶から味噌をくれた...
中勘助 「島守」
...麹町番町の三宅三郎の道場へ来た...
中里介山 「大菩薩峠」
...約一年許(ばか)りも麹町(こうじまち)の二松学舎に通って...
「私の経過した学生時代」
...私が麹町にいた時代...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...其處は曾ての麹室(かうぢむろ)か何かであつたらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女史が生れたのは東京府庁のあった麹町(こうじまち)の山下町に初声(うぶごえ)をあげた...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...麹町の京極へ見舞に寄る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...東京麹町区三番町沿いの御濠にも一叢(ひとむら)大いに繁殖していたことがあって喜んで採集したが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...というので有名なお医者様が麹町にいたそうですが...
三浦環 「お蝶夫人」
...「願之上親類麹町二本傳次方江同居仕御用向無滯(とゞこほりなく)相勤候處...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...以前の麹作りは今よりも一段と神秘なもので...
柳田國男 「食料名彙」
...麹町区内幸町帝国ホテル内バード・ストーン曲馬団事務所見物一同は暫くの間鳴りを鎮めてこの立看板を見詰めていたが...
夢野久作 「暗黒公使」
...麹町は好(い)い所ぢやありませんか...
與謝野晶子 「帰つてから」
...麹町(こうじまち)から吉田忠左衛門殿...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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