...麦がいっぱいつまっている部屋と...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...麦殻はほんの一寸働くだけだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...今や小麦なり、砂糖大根なり、北欧産の穀類または野菜にして、成熟せざるものなきにいたりました...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...どういう嬉しいことがあるのか笑いこけながら麦酒(ビール)を飲んでいる帝大生が居る...
梅崎春生 「風宴」
...私もまた難しい容儀を整えながら燕麦粥(オウトミル)を啜り...
橘外男 「陰獣トリステサ」
......
種田山頭火 「草木塔」
...麦搗(むぎつ)きを手つだわされ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...三四郎は蕎麦屋を出た...
夏目漱石 「三四郎」
...ある日の晩大町(おおまち)と云う所を散歩していたら郵便局の隣(とな)りに蕎麦(そば)とかいて...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...小麦色の頬に淀んだ...
野村胡堂 「江戸の火術」
...女 ……(微笑しつつ麦こき)青年 ……だけど...
三好十郎 「おりき」
...麦を少しずつこぼして行く...
三好十郎 「おりき」
...これについては蕎麦屋側としても大いに一考を要することでしょう...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...小麦の団子(だんご)少しと...
吉川英治 「江戸三国志」
...麦がよく伸びる頃の昼間の月に...
吉川英治 「剣の四君子」
...「麦踏め、麦踏め...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...麦のくきや穂や葉などの...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...朝八時頃の汽車で奈良をたつて先づ法隆寺へ行つたのであるが、法隆寺駅から法隆寺までの十数町の間は、人力車のほかには交通機関のない頃で、勿論われ/\は歩くのが当然のやうな気持で、麦畑の間の道を、遙かに法隆寺の塔を眺めながら歩いて行つた...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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