...麦八分の飯を二膳とは喰べなかつた...
石川啄木 「天鵞絨」
...麦藁のますます盛んに燃え...
井上円了 「おばけの正体」
...麦藁(むぎわら)の管(くだ)でチュウチュウ吸った...
海野十三 「赤外線男」
...大部分裸麦の成分から出来上つてゐる高木氏の頭では...
薄田泣菫 「茶話」
...蠅ぐるみ麦酒(ビール)の泡をぐつと一息に飲むだ...
薄田泣菫 「茶話」
...蕎麦の粉がなくなつたら...
種田山頭火 「其中日記」
...・風は五月のさわやかな死にざま・ひよいと月が出てゐた富士のむかうから(甲州から信州へ)・日の照れば雪山のいよいよ白し・尿するそこら草の芽だらけ・こんなに蕎麦がうまい浅間のふもとにゐる江畔老に鼻頭橋まで見送られて橋までいつしよに...
種田山頭火 「旅日記」
...正夫は已に麦藁帽子を傍の石の上に置いて...
田山録弥 「磯清水」
...つい麦酒(びいる)を五六杯あおった...
田山花袋 「田舎教師」
...蕎麦屋の坦夫(かつぎ)...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...価格が 1, 2, 5, 10(燕麦一ヘクトリットルを得るために小麦 1, 2, 5, 10 を与えねばならぬとすれば)となれば...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...相州の生麦(なまむぎ)というところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...真昼の麦畑から飛びたつて...
原民喜 「心願の国」
...麦門冬には決して大小の二種あるものではないという事実である...
牧野富太郎 「植物記」
...例えば「麦をツボへ干す」...
牧野富太郎 「植物記」
...麦をゴマ化されることもないねえ」都会で工場のプロレタリアートが字を知らなければ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...このうちの「茶蕎麦」はまず天下一品でありました...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...茶色になった麦稈(ばっかん)帽子は以前にも増して殖えたように見えた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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