...蠅ぐるみ麦酒(ビール)の泡をぐつと一息に飲むだ...
薄田泣菫 「茶話」
...川船のぎいとまがるやよし雀(すずめ)昭和三年六月姉妹(おととい)や麦藁籠(むぎわらかご)にゆすらうめ昭和三年七月十四日 婦人俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...下の麦畑にいる子雲雀がお前の降りて来るのを待ちかねるであろうというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...暢気(のんき)さうに岩魚(いはな)を釣つて居る鍔(つば)の大きい麦稈(むぎわら)帽子の人もあつた...
田山花袋 「朝」
...両岸の陸地にはところどころに柳が芽を吹き畑にも麦の緑が美しい...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...大麦も小麦も見渡す限り穂になって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...麦と稲とが彼の為に一年両度緑になり黄になってくれる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...米麦の耕作の合間には...
豊島与志雄 「秦の出発」
...おみつは綺麗な麦稈帽子を貰った...
豊島与志雄 「土地」
...裸麦や美人草の穂を頭につけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十 生き埋め丘の大麦は暑い頃になつて熟れる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...Oと云う映画館の前の蕎麦屋に這入って行った...
林芙美子 「帯広まで」
...まず麦酒(ビール)...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...『一七〇〇年以前五十年間に小麦の一クヲタア当りの平均価格は三磅(ポンド)一一ペンスであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蕎麦のメカスもまた粉をひく前にとってのけるというが(布部郷土誌)...
柳田國男 「食料名彙」
...この草の実の形が麦の穂に似ているからだと...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ぐいぐいと麦酒(ビール)を喉(のど)へながしこんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...青々とした尺麦(しゃくばく)の鍬を持っているのであります...
吉川英治 「江戸三国志」
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