...熟した麥の香が、暗い夜路に漂うてゐる...
石川啄木 「鳥影」
...千明林藏氏は蕎麥饅頭を饗す...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...*聖麥おのおの手に取りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...次に現はれたのは飛入の方では六十ばかりの老人であるが相手に立つたのは二十八九にもなるかと思はれる女で水髮をしつかと結んだ小麥肌の...
長塚節 「撃劍興行」
...勘次(かんじ)はお品(しな)がどうにか始末(しまつ)をして置(お)いた麥藁俵(むぎわらだはら)を明(あ)けて仕上(しあ)げた計(ばか)りの藁俵(わらだはら)へ米(こめ)を量(はか)り込(こ)んだ...
長塚節 「土」
...彼等(かれら)は稀(まれ)に冬懇(ふゆばり)というて麥(むぎ)の畦間(うねま)を耕(たがや)すことや林(はやし)の間(あひだ)に落葉(おちば)や薪(たきゞ)を求(もと)めることがあるに過(す)ぎぬ...
長塚節 「土」
...小麥粉(こむぎこ)を少(すこ)し鹽(しほ)を入(い)れた水(みづ)で捏(こ)ねて...
長塚節 「土」
...勘次(かんじ)が開墾(かいこん)に出(で)た後(あと)で藥罐(やくわん)の湯(ゆ)を沸(わか)しては蕎麥掻(そばがき)を拵(こしら)へてたべた...
長塚節 「土」
...更(さら)にじめ/\と霧(きり)のやうな雨(あめ)が斜(なゝめ)に降(ふ)り掛(か)けては軟(やはら)かに首(くび)を擡(もた)げはじめた麥(むぎ)の穗(ほ)の芒(のげ)に微細(びさい)な水球(すゐきう)を宿(やど)して白(しろ)い穗先(ほさき)を更(さら)に白(しろ)くして世間(せけん)が只(たゞ)濕(しめ)つぽく成(な)つたかと思(おも)ふと...
長塚節 「土」
...勘次(かんじ)は庭先(にはさき)の栗(くり)の木(き)の陰(かげ)へ二(ふた)つの臼(うす)を横(よこ)に轉(ころ)がしておつぎと二人(ふたり)で夏蕎麥(なつそば)を打(う)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...俺(お)らさうい噺(はなし)ぢや聞(き)きたくもねえ」勘次(かんじ)は素氣(すげ)なくいつてすいと庭(には)へ立(た)つて復(ま)た夏蕎麥(なつそば)へ手(て)を掛(か)けた...
長塚節 「土」
...こそばゆき麥の莖に...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...和泉橋の先の柳森稻荷の蕎麥屋(そばや)ののれんの中で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の目はひとりでにその下から金髮のはみ出してゐる麥藁帽子の上に止まる...
堀辰雄 「エトランジェ」
...小麥色――いや、小麥色ほど濃くは無い、つまりクリーム色に非常に薄くしたオークルを混ぜた、Nは「こんな色は上等のパステル繪具で出せるだけだ」と言つていました...
三好十郎 「肌の匂い」
...懷しげな冬がれの麥畠が見え...
室生犀星 「京洛日記」
...麥湯の熱いのも沸かしてくれてゐた...
室生犀星 「めたん子傳」
...たゞそれが米小麥稗蕎麥などの...
柳田國男 「食料名彙」
便利!手書き漢字入力検索
- 俳優の岩崎碧さん: ウルトラマンテオの主人公を演じる俳優 🎭
- 野球選手の中村剛也さん: 延長11回に代打で決勝グランドスラムを放つ ⚾
- ゴルファーの山下美夢有さん: 米国女子ツアーで逃げ切り4勝目を飾った 🏌️♀️
