...すると、宗麟からは、義長の生命なぞはどうなつても厭はないが、ただその家に伝はつてゐる瓢箪の茶入だけは失はないで、自分に送つてほしいと、返事があつたといふことです...
薄田泣菫 「小壺狩」
...」館長は麒麟をアフリカ産のジラフだと知ろうはずがなく...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...今の易の未濟卦には小狐※濟濡其尾とあることを王應麟の困學紀聞に指摘して居る...
内藤湖南 「易疑」
...そこらも王應麟の學風と類し...
内藤湖南 「支那目録學」
...王應麟がかかるものを作つたのが...
内藤湖南 「支那目録學」
...あっぱれ幕府旗下の麒麟児(きりんじ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...麟竜の頭に似せて作りしものとあるのから推すと...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...それは実に箕作麟祥博士であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この麟板は一枚ごとに左右一対の肋(あばら)と相伴う...
南方熊楠 「十二支考」
...昔大友宗麟の城下で...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...狩野家の麒麟児とまでいわれる近恒を...
山本周五郎 「おれの女房」
...このフランシスコ宗麟は...
横光利一 「旅愁」
...おまえ待ち待ち芦の花色香(いろか)はないが欲でもない梁山泊の上段にすえてみたさの玉麒麟(ぎょくきりん)つづいてまたも同じような一艘(そう)が漕ぎ寄せて来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...当時政務を執っていた宗麟の長子義統も...
和辻哲郎 「鎖国」
...この年の内に宗麟の娘と結婚する筈になっていた...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟夫人は親堅と計って...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟はこの事件に関するカブラルの処置を是認し...
和辻哲郎 「鎖国」
...豊後で宗麟の次男が洗礼を受けて問題をひき起していた頃である...
和辻哲郎 「鎖国」
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