...人を服せしむる麒麟の群獣に臨むが如き徳望あるにあらず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...麒麟は多くの動物のうちでも...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...文麟は目を白黒させたといふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...柳麟湯の輩にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...王應麟が手を着ければ...
内藤湖南 「支那目録學」
...麟竜の頭に似せて作りしものとあるのから推すと...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...麒麟(きりん)が池へ水を飲みに来たような姿勢をとると...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...および委員に擬せられたる箕作麟祥博士を始め...
穂積陳重 「法窓夜話」
...麒麟山百万の化物は一匹も残らず焼け死んでしまつた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...惟うに麒麟や鳳凰...
南方熊楠 「十二支考」
...その評の一つとして武田麟太郎氏の月評が『読売新聞』に出ているのを読んだ...
宮本百合子 「現実と文学」
...武麟の自分の匂いのつよさはその体臭で読ませているようなものであるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...林冲(りんちゅう)、秦明(しんめい)、戴宗(たいそう)、張横(ちょうおう)、張順、馬麟(ばりん)、飛(とうひ)、王矮虎(おうわいこ)、白勝(はくしょう)などの三千余人...
吉川英治 「新・水滸伝」
...北嶺(ほくれい)の麒麟児(きりんじ)の聞えたかく...
吉川英治 「親鸞」
...大友宗麟の圧力が西方へ加わってくるのを見て...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟夫人はそれを聞いて「牝獅子の如く」怒った...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟夫人の側に有力な口実を与えることになった...
和辻哲郎 「鎖国」
...大友宗麟の使節は初め宗麟の姪の子伊東祐勝とする筈であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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