...僕は或敵意のある批評家の僕を「九百十年代の麒麟児」と呼んだのを思ひ出し...
芥川龍之介 「歯車」
...これ等の人々の先輩である章炳麟は當時『民報』の主筆として故國の革命を鼓吹してゐましたが...
石川三四郎 「浪」
...『我々みたいに碁を知らん者に向つては麒麟で...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...勝麟太郎(かつりんたろう)〔海舟〕...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...すると、宗麟からは、義長の生命なぞはどうなつても厭はないが、ただその家に伝はつてゐる瓢箪の茶入だけは失はないで、自分に送つてほしいと、返事があつたといふことです...
薄田泣菫 「小壺狩」
...一体麒麟という獣は……」博士はこの獣について事細かに述べ立てようとした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...文獻通考は王應麟の玉海が詞學のために作られたのに對して...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...麒麟児の名を博してからは...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...および委員に擬せられたる箕作麟祥博士を始め...
穂積陳重 「法窓夜話」
...武麟さん、この前妙なわるくちを云って、こんどは真実味が云々とほめている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...江東の麒麟児(きりんじ)...
吉川英治 「三国志」
...そのほか捕手頭には李俊、馬麟(ばりん)、張順などが付いて行ったもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...二は宗麟配下の一領主に宛てた書簡で...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかし宗麟は大村純忠のように教に入ろうとはせず...
和辻哲郎 「鎖国」
...今度の騒ぎはすべて宗麟夫人の起したものだといわれている...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかし宗麟は、ラテン語の祈祷や信仰箇条を熱心に暗誦したり、日曜日毎にジョアンの説教を聞いたりしているうちに、洗礼を新都市の建設まで待つのはよくないと感じ始めた...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟ほど学問あり...
和辻哲郎 「鎖国」
...宗麟の姪の子であるドン・マンショ伊東祐益...
和辻哲郎 「鎖国」
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