例文・使い方一覧でみる「麗らか」の意味
スポンサーリンク...げに麗らかなる秋の午さがりであった... 
海野十三 「軍用鮫」
...ある麗らかな日の晝過ぎ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...麗らかに月が輝やいてゐる！ こんな夜...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...アジロ通ひのガタ馬車が円かなラッパの音を撒きちらしながら戛々（かつ／＼）と走つてゐた麗らかな夏の朝であつた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...あまり毎日／＼麗らかな天気が打ち続く故...
牧野信一 「喜劇考」
...風のない麗らかな日和だつたが...
牧野信一 「心象風景（続篇）」
...この麗らかな真つ昼間から...
牧野信一 「心象風景（続篇）」
...麗らかな空を見出した時には...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...キエは麗らかな朝陽を浴びながら洗濯の音を立てゝゐた...
牧野信一 「滝のある村」
...はつはつは……麗らかな天気ぢやな！」私は...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...見霞むほどの麗らかな海原なのに...
牧野信一 「剥製」
...桃の蕾が開かうとする麗らかな朝――...
牧野信一 「武者窓日記」
...スミレなる小さい草がしおらしい美しい花を麗らかな春の野に発（ひら）いて軟かな春風にゆらいでいるからである...
牧野富太郎 「植物記」
...一つは飽くまでも豪宕（ごうとう）に麗らかな春の光の中で白銀に輝いている...
松濤明 「春の遠山入り」
...けふよりの妻（め）と来て泊（は）つる宵の春夜半の春なほ処女なる妻（め）と居りぬ枕辺の春の灯は妻が消しぬをみなとはかかるものかも春の闇薔薇にほふはじめての夜のしらみつつ妻の額に春の曙はやかりき麗らかな朝の焼麺麭（トースト）はづかしく湯あがりの素顔したしく春の昼永き日や相ふれし手はふれしまま失ひしものを憶へり花曇これらの表現は過去に於て甚だ危なかしい困難なものにされてゐて...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...はた麗らかなる日に照し給うとも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...麗らかな日が明るくさすならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...春の日の麗らかさに調和し...
夢野久作 「能とは何か」
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