...)一角獣は麒麟(きりん)に違ひなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...麒麟が常の水かひ場...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...「いくら麒麟だって...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...獅子(しし)や麒麟(きりん)のようなものが画いてあったがそれも隻方(かたほう)の眼が潰れていた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...仏像についで羅漢(らかん)像も、老僧も、天女(てんじょ)も、鳳凰(ほうおう)も、孔雀(くじゃく)も、鶴も、雉子も、獅子も、麒麟も、人の画も、形のある物は皆大声に笑った...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...就中最も目を欹てるものは、入口の石門を這入った坦道の両側にある、明の十三陵のそれに擬した象、虎、麒麟、馬などの坐像及び立像と、邸の中央の芝生に立って居るロダンの「永遠の偶像」でした...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...麒麟(きりん)などが四壁の紙幅の内から...
谷崎潤一郎 「秘密」
...同第四号所載小説『麒麟』...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...支那で麒麟(きりん)は五彩を具うなどいうもこんな事から起ったらしく...
南方熊楠 「十二支考」
...惟うに麒麟や鳳凰...
南方熊楠 「十二支考」
...狩野家の麒麟児とまでいわれる近恒を...
山本周五郎 「おれの女房」
...市民は檻(おり)に麒麟を入れて城門へ献上したそうです」するとまた...
吉川英治 「三国志」
...麒麟の出現も、鳳凰の舞も、この口ぶりからうかがうと、遠い地方に現れたのではなく、どうやらこれら重臣たちの額と額の間から出たものらしく思われる...
吉川英治 「三国志」
...この麒麟児(きりんじ)が生れ出たか」とわが子ながら見惚(みと)れて云った...
吉川英治 「三国志」
...「麒麟(きりん)も老ゆれば...
吉川英治 「三国志」
...「これは麒麟児(きりんじ)だ」そして藤吉郎の方へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...玉麒麟と聞いたら...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??