...度(たび)たび鸚鵡(あうむ)の籠も潰(つぶ)れずやと思ふ...
芥川龍之介 「鸚鵡」
...雪衣(せつい)の鸚鵡(おうむ)と...
泉鏡花 「印度更紗」
...旭(あさひ)を載せた鸚鵡(おうむ)の緋の色...
泉鏡花 「印度更紗」
...――暗号といえば「獏鸚」のことなど...
海野十三 「獏鸚」
...僕の手に入ろうとした密書の方には(獏鸚したから安心しろ)というような報告が認められてあったのだろう...
海野十三 「獏鸚」
...芳草萋々(せいせい)たり鸚鵡(おうむ)の洲...
太宰治 「竹青」
...鸚鵡返(おうむがえ)しに云った...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その結果によれば、比較的重い脳をもっているものは人間の外に手長猿、鸚鵡(おうむ)、はつか鼠、駒鳥などで、これらのものの脳は体量の二十分の一ないし百分の一くらいの目方である...
寺田寅彦 「話の種」
...「何が暴行だ?」と高倉玄蔵は鸚鵡返しにした...
豊島与志雄 「電車停留場」
...それらの鸚鵡が三代順次に彼女の心に君臨したのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...籠の鸚鵡(あうむ)...
永井荷風 「海洋の旅」
...」同じく鸚鵡返しの挨拶をして白川は桑野の勧める椅子に凭つた...
平出修 「瘢痕」
...お嬢さんはその青年と鸚鵡とをかわるがわる相手にしながら絶えず喋舌(しゃべ)っていた...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...一匹の鸚鵡が人間の聲を眞似してゐた...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...お孃さんはその青年と鸚鵡とをかはるがはる相手にしながら絶えず喋舌つてゐた...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...「うちの鸚鵡よりも...
牧野信一 「鏡地獄」
...嘴鸚※(おうむ)のごとく八足あり〉...
南方熊楠 「十二支考」
...まだ眠つてゐる筈のこの鸚鵡が...
三好達治 「測量船」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??