...その最も著しい例は「鶉衣(うづらごろも)」(?)の初板にある横井也有(やいう)の連句であらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...百結(つぎ/\)の鶉衣(つゞれ)此趙璧(てうへき)を羅(つゝ)む...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...也有の『鶉衣』だす...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そして一代男の代りに鶉衣四冊を棺に納めることに同意した...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...鶉衣を読む、うまいことはうまいが、あまりにうまい...
種田山頭火 「其中日記」
...鶉衣を読みつゞける...
種田山頭火 「其中日記」
...『鶉衣(うずらごろも)』に収拾せられた也有の文は既に蜀山人(しょくさんじん)の嘆賞措(お)かざりし処今更後人(こうじん)の推賞を俟(ま)つに及ばぬものであるが...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...その故は何かというに『鶉衣』の思想文章ほど複雑にして蘊蓄(うんちく)深く典故(てんこ)によるもの多きはない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...和漢古典のあらゆる文辞は『鶉衣』を織成(おりな)す緯(い)となり元禄(げんろく)以後の俗体はその経(けい)をなしこれを彩(いろど)るに也有一家の文藻(ぶんそう)と独自の奇才とを以てす...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...わたしがヨウさんに勧められ「彩牋堂の記」を草する心になったのも平素『鶉衣』の名文を慕うのあまりに出(い)でたものである...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...也有が鶉衣をよむ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
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