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饗庭篁村 「木曾道中記」
...鶉(うづら)と補助貨9・18(夕)近頃補助貨がめつきり乏しくなつて...
薄田泣菫 「茶話」
...霜でふくれあがった土が鶉(うずら)か梟(ふくろう)の呟(つぶや)きのようなおかしい低音をたててくだけるのだ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...」すると一人の男が鶉を持って登っていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...いよいよ鶉の朝飯となった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...まず御椀(おわん)の蓋(ふた)を取ると、鶉がいる...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...天井は鶉目(うずらもく)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鶉や、鴇(のがん)や、鴎や、さては、螽(きりぎりす)など無数の虫どもが、とりどりの声をあげて鳴き出し、はからずも渾然たる合奏をなして、何れもが束の間も休まうとしない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...母鶉はもう年よりなので羽が弱くて...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...子鶉は大よろこびで...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...併(しか)し子鶉の顔を一目見ると...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...」子の鶉はさういふが早いか...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...英也は何時(いつ)の間にか銘仙に鶉縮緬(うづらちりめん)の袖の襦伴を重ねて大島の羽織を着て居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...鶉の知識やら自慢やらで...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...「――妙なことには、近頃はまた、この鶉坂へ、さっぱり人も訪れて来ぬ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...まったく訪客の絶えたこの鶉坂には...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...一羽の鶉(うずら)が...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...何んでもとれるぜ――鶉(うずら)だの...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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