...似而非(えぜひ)人物の似而非(えぜひ)言論を鵜呑みにせんとする...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...箕作博士の所論もマハン鵜呑みの点がある...
石原莞爾 「戦争史大観」
...しかもその計画は第一次欧州大戦の経験による欧州諸国の方針の鵜呑みの傾向であったから...
石原莞爾 「戦争史大観」
...腹は大名を鵜呑みにした蟇(がま)のやうに膨れてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...御主人はその骨まですつかり鵜呑みにされてしまひました...
薄田泣菫 「茶話」
...だが現実は少しも分解されるのではなくて、そのまま有態に、鵜呑みにされる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...初めは鵜呑みにする必要が学習教育上あることは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私はどうかしてよく訳がききたいと思ひある時みんなが悪性の腫物(はれもの)のやうに触れることを憚つて頭から鵜呑みにしてる孝行についてこんな質問をした...
中勘助 「銀の匙」
...それをそのまま鵜呑みにして...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...それで只教義を鵜呑みにしてゐるのです...
長與善郎 「青銅の基督」
...そうしてその鵜呑みにしたことを...
羽仁もと子 「たましいの教育」
...しかし鵜呑みはどこまでも鵜呑みである...
羽仁もと子 「たましいの教育」
...幼児時代から子供のもっているよい鵜呑みが...
羽仁もと子 「たましいの教育」
...鵜呑みにするほか...
久生十蘭 「ノア」
...あのうぬぼれ小男編集長は鵜呑みにしました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...俺達は夢中であれが鵜呑みにしたお月様の団子を吐き出させたんだが...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...リンゼイの説だって私たちは鵜呑みにしてはいない...
「海流」
...しかし彼はスミス博士及び思うに他の大抵の論者をこの問題に関し誤らせた共通の誤謬を鵜呑みにしているように思われる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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