...時鴻の次にはいって来たのは...
芥川龍之介 「上海游記」
...群雄次第に凋落し雄圖は鴻の去るに似て山河幾とせ秋の色榮華盛衰こと/″\くむなしき空に消行けば世は一塲(いちぢやう)の春の夢...
土井晩翠 「天地有情」
...鴻雁不レ来風雨多...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...木場の鴻麓堂に泊ると云ふ...
永井荷風 「来訪者」
...真間の鴻麓堂へ手紙で問合すと...
永井荷風 「来訪者」
...きっと」夫婦には李鴻章の掛物よりもまだ外に買いたいものが沢山あった...
夏目漱石 「道草」
...その日の鴻の台には...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...生命を鴻毛の軽きにするのもここからだが...
横光利一 「欧洲紀行」
...李鴻章」「これ?」「ム」「砂金採り」「へえ」「まだわからぬ?」「わからねえヤ」「これ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...河浚(かわざら)い――追い立てられるように非常鈴(ベル)は鳴ったけれど、李鴻章だけは、水煙管を咥(くわ)えたまま、吃驚(びっくり)した表情もあらわさなかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...空行く鴻の影を見ていた...
吉川英治 「三国志」
...鴻雁(こうがん)群れて...
吉川英治 「三国志」
...鴻毛(こうもう)の一命を賭(と)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...常木鴻山(つねきこうざん)の腹心...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...常木鴻山などと一緒に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いまだに鴻山殿の居所は分りませんかな」それを訊ねに来た弦之丞へ向って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この禍(わざわ)いの根を刈るには鴻山のいうがごとく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...常木鴻山は気の毒そうに語韻(ごいん)を沈めた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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