...紅葉――鴻台、王子、東海寺、海安寺...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...早くも李鴻章は馬関(ばかん)に派して和を請うに至った...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...鴻池の主人は飲みさしの盃を取り上げながら言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...事実、この目の前にいるお嬢様のお家というのは、三井、鴻池、奥州の本間といったような家筋に、優るとも劣らない長者でおありなさるにしても、このお嬢様こそは、鷹揚(おうよう)なところはドコまでも鷹揚ではあり得べしとも、細かいところは充分細かく眼が届き、頭が働く人柄だと思わずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...東京及び附近から発する大地震埼玉県鴻巣(こうのす)の辺りから岩槻(いわつき)...
武者金吉 「地震なまず」
...寄我鴻台詩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...きのうの大風で倒れた古木の洞に住んでいた鴻の鳥が...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...それは?」と動じない李鴻章の顔も...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...四鴻(こう)はみだれて雲にかくれ...
吉川英治 「三国志」
...薬餌(やくじ)のほうなら源内のお手の物……オ、これや気絶している、数日の疲労があるところへ、ドッと助勢が見えたので、一時に心が弛(ゆる)んだのであろう」井水(いみず)を汲んで口へふくませ、自家の薬丹(やくたん)を印籠(いんろう)から取り出しなどしている間に、鴻山は、縛(くく)し上げた三次や二人の手下(てか)を引っ立て、一室にほうりこんで厳重にとざしてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...宝暦変(ほうれきへん)の前後、鴻山と一八郎が、公卿(くげ)の背後に阿波あり、式部や山県大弐(やまがただいに)などの陰謀の黒幕に蜂須賀あり、と叫んでも、当時誰あって耳を藉(か)す者もなかったが、ひとり、大府(だいふ)甲賀組の隠密に、同じ炯眼(けいがん)の士があって、単身阿波へ入り込んだという噂――またそれが、甲賀世阿弥ということも、ほのかに聞いていたので、二人は今なおその名が深く脳裏(のうり)にあった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...だがどうしたろう鴻山は? 舟で逃げたから捕(つかま)りはしまい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鴻山もとくとうなずいて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...常木鴻山(こうざん)に会い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...わざわざ見送ってきた常木鴻山は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鴻山の高くいった声は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「そちはいったい何者であるか?」こう訊ねたのは鴻山である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いちどは驚目(きょうもく)をみはった万吉も鴻山(こうざん)も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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