...二三度は鳴子(なるこ)というトーキー式演出に驚かされたが...
海野十三 「人造物語」
...きのふの酔がまだ残つてゐるつく/\ぼうし・ま昼ふかうして鳴子鳴る・ゆふべの夏草をふみわける音がちかづく・日ざかりあるくはつるんだ虫で八月十六日朝風は秋風だ...
種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「其中日記」
...鳴子(なるこ)や案山子(かかし)の立っている辺(あたり)から折々ぱっと小鳥の飛立つごとに...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
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野口雨情 「朝おき雀」
...先刻(さっき)鳴子屋の下男の七平(しちへい)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...軽いおとがめで済むだろうよ」「ヘエ――」「鳴子屋には一人も悪人がいなかったのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...屋敷の内外に鳴子(なるこ)を張り渡した上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鳴子温泉(なるこおんせん)の「こけし」も名が聞えます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それでも鳴子(なるこ)を時々の風にまかせていてはいられない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...雀なども引板(ひきいた)鳴子(なるこ)には驚くが案山子の頭には折々は来てとまるかも知れない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...その他鳴子(なるこ)は...
山本周五郎 「死處」
...鳴子の綱であったらしい...
山本周五郎 「風流太平記」
...「鳴子です、――」つなが云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...裏門の鳴子(なるこ)を聞いたからである...
吉川英治 「黒田如水」
...いまの鳴子は」「大事はございませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...縄には無数の鈴が鳴子(なるこ)のように結びつけてある...
吉川英治 「新書太閤記」
...鳴子(なるこ)が揺れた...
吉川英治 「新書太閤記」
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