...無言(むごん)の聲の懷かしき戀しき節(ふし)の鳴り響く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...門の脇に取りつけてある郵便新聞受の金属函がカチャリと鳴り響くはずだった...
海野十三 「軍用鼠」
...警察電話がけたたましく鳴り響く...
江戸川乱歩 「鬼」
...鳴り響くような怒号とともに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...皆錚々と鳴り響く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鳴り響く蒼空!――俺を牽くのは 胃の腑ばかり...
ランボー 富永太郎訳 「饑餓の饗宴」
...鐘のように鳴り響く色調...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ローマ軍団のらっぱの鳴り響くのが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...進軍ラッパが鳴り響くとしりごみしない歴戦の兵士のように...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...天下に鳴り響くハーキュリーズをほめたたえる合唱となって行きました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...突喊の脚並をねらつて颯々と鳴り響くのであつた...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...加けに連中の大鼾が天狗でもが乗つて来さうな嵐のやうに鳴り響く中で...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...大地が震い動き、鳴り響くように、その神聖な杖を衝き立てて貰おう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...T「我が慈悲道得の刀を受けよと言うより早く」と話す武蔵「スラリとばかりT「両刀抜き放ちて飛びかかり」身振り手振りも面白くT「この時妖雲谷を覆い山は轟々と鳴り響く」S=辻堂猛々と立ちこめた白煙...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...チイチイガアガア鳴り響くのであったが...
夢野久作 「巡査辞職」
...世界への大警鐘として鳴り響くであらう...
吉川英治 「折々の記」
...手に持つ刀の柄がガタガタと鳴り響く...
吉川英治 「剣難女難」
...四方へピリピリと鳴り響くと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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