...とんでもない時間に楽器をかき鳴らす...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...鼻を鳴らす...
千家元麿 「自分は見た」
...ベルを鳴らすと、アイチ(女中)が扉をうすめにあけて、「どなたさまで?」俺は身体ごと扉にぶっつけて、その身体をなかに押し入れ、「加柴の四郎さんが来たと言ってくれ」俺の強引(ごういん)さに女中はうろたえて、「まだ、おやすみなんですが」しめた、留守でなくてよかったと俺は喜んで、「起きるまで待ってるから、あげさせて貰うぜ」言いながら靴をぬいで、さっさとひとりであがった...
高見順 「いやな感じ」
...その際に一人が五つの階段の一段々々を踏み鳴らす...
寺田寅彦 「伊香保」
...八州の平野に響き渡れよとばかり山上で打ち鳴らす大太鼓の音は...
中里介山 「大菩薩峠」
...朝ごとに裏の川よりあげて捕るウケの山がには黒く太かりき捕りためしバケツの底を山がにの鳴らすがきこゆ秋の夜長を稲の穂花の白く浮いた田の水が溝(どぶ)川に落とされるころから...
中島哀浪 「かき・みかん・かに」
...しばらく話しが途切れて吾輩の咽喉(のど)を鳴らす音が主客(しゅかく)の耳に入る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...郷愁の横笛を吹き鳴らすにある...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...三味を弾き鳴らす女の前に...
林芙美子 「晩菊」
...鳴らすとでしたかな?」「五つほどで...
火野葦平 「花と龍」
...両かかとを合わせてカチッと鳴らす仕草は宮廷武官の正式な様式に倣(なら)ったものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そして彼は間断なく口笛を高調子に吹き鳴らすのが癖だつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...仕様の無え飲んだくれだぞ!」――鞭を鳴らす...
三好十郎 「おスミの持参金」
...怒ると羽根を鳴らすくせのある蜂は...
室生犀星 「めたん子傳」
...歯がみを鳴らすな...
吉川英治 「黒田如水」
...急に陣鉦(じんがね)を鳴らすを合図に...
吉川英治 「三国志」
...不平を鳴らす理由はどこにもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...カタカタと板を鳴らすように笑った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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