...門の風鐸(ふうたく)を鳴らすほどの風さえ吹く気色(けしき)はございませんでしたが...
芥川龍之介 「竜」
...花田 (指をぽきんぽきん鳴らす癖がある)おまえたちは始終俺のことを俗物だ俗物だといっていやがったな...
有島武郎 「ドモ又の死」
...彼も鈴を鳴らすことは知らなかったのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ベルを鳴らすと、アイチ(女中)が扉をうすめにあけて、「どなたさまで?」俺は身体ごと扉にぶっつけて、その身体をなかに押し入れ、「加柴の四郎さんが来たと言ってくれ」俺の強引(ごういん)さに女中はうろたえて、「まだ、おやすみなんですが」しめた、留守でなくてよかったと俺は喜んで、「起きるまで待ってるから、あげさせて貰うぜ」言いながら靴をぬいで、さっさとひとりであがった...
高見順 「いやな感じ」
...ひとりの僧の時に觸れ折にふれて鳴らすけたゝましい鉦の響...
田山花袋 「道綱の母」
...安全の場合には鐘を鳴らす事になっている...
寺田寅彦 「話の種」
...どの楽器でも鳴らすことを覚えている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...風が時々樹梢を鳴らす度に一々はっとする...
中島敦 「虎狩」
...輝くものを戛然(かつぜん)と鳴らすよと思う間(ま)に...
夏目漱石 「虞美人草」
...逆(さか)しまに落す松明(たいまつ)の影より闇に消ゆるときも塔上の鐘を鳴らす...
夏目漱石 「倫敦塔」
...君の政(まつりごと)非なりとて蟻(あり)のごとく塔下に押し寄せて犇(ひし)めき騒ぐときもまた塔上の鐘を鳴らす...
夏目漱石 「倫敦塔」
...思ひ出したやうに小さい笊鉦(ざるかね)などを鳴らすのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...途端に圓太郎は右手で鞭を打ち鳴らすかっこうをし...
正岡容 「圓太郎馬車」
...かくてほどへてある夜枕辺(べ)の畳を咬み鳴らす音す...
南方熊楠 「十二支考」
...おまけに水平線(すいへいせん)の上のむくむくした雲の向(むこ)うから鉛いろの空のこっちから口のむくれた三疋(びき)の大きな白犬に横(よこ)っちょにまたがって黄いろの髪(かみ)をばさばささせ大きな口をあけたり立てたりし歯(は)をがちがち鳴らす恐(おそ)ろしいばけものがだんだんせり出して昇(のぼ)って来ました...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...なんですけどさ――房代 鈴を鳴らすわよ...
三好十郎 「冒した者」
...天下の人みな曹操の不信を鳴らすであろう...
吉川英治 「三国志」
...どうしてそんな権能(けんのう)があるのか」命令の不当をこう鳴らす者は...
吉川英治 「新書太閤記」
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