...字(あざな)は士鳳(しほう)...
石原純 「杉田玄白」
...能登(のと)の「ワゲシ」は最(もつと)もこれに近(ちか)い音(おん)を有(いう)する鳳(フング)至(シ)の二字(じ)によつて示(しめ)されたのが...
伊東忠太 「國語尊重」
...四郎さん(栖鳳子息)の幼いころのもあります...
上村松園 「思ひ出」
...この絵は御池の栖鳳先生のお宅の二階で描いていられた時から知っていた...
上村松園 「土田さんの芸術」
...上方の栖鳳や春挙の作に比べると...
薄田泣菫 「茶話」
...鳳雲(ほううん)の家にて定規通り勤め上げはしたけれども...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...狹い庭には糠交りの麥が筵へ二枚干してあつて其先には鳳仙花がもさ/\と簇つて居る...
長塚節 「鉛筆日抄」
...井戸端(ゐどばた)にぼつさりと茂(しげ)りながら日中(につちう)の暑(あつ)さにぐつたりと葉(は)が萎(しを)れて居(ゐ)る鳳仙花(ほうせんくわ)の...
長塚節 「土」
...そのためにこの像を白鳳の成熟と見...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...鳳眼(ほうがん)――といふといかめしくなりますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...故に終局の判断は後日を待つこととしてここには『手競画譜』にある文鳳のみの絵について少し批評して見よう...
正岡子規 「病牀六尺」
...その後から金銀細工の鳳凰(ほうおう)や...
夢野久作 「狂人は笑う」
...山の名になつてゐる竜潭と云ふ池も竜鳳寺と云ふ寺も訪ひ得なかつたのは遺憾であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...棘(いばら)や枳(からたち)のようなトゲの木の中には良い鳳(とり)は自然栖んでいない――というのです...
吉川英治 「三国志」
...あたかも鳳翼(ほうよく)を開くように迫ってきた...
吉川英治 「三国志」
...驚くべし其處には鳳來寺行乘合自動車が出來てゐた...
若山牧水 「梅雨紀行」
...寒狹川に沿うて鳳來山の方へ溯つて行つた...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
...日本という国が明確に成立した時代――すなわち美術史上にいわゆる白鳳時代――を理解する鍵となるであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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