例文・使い方一覧でみる「鳥目」の意味

...別にお鳥目をいただくやうな親爺ぢやございません」爺さんは飼猫の背を撫でながら言ひました...
薄田泣菫「小壺狩」

...」「お鳥目（あし）がなくなったら... 」「お鳥目がなくなったらの読み方
徳田秋声「爛」

...第一お鳥目が出なくて... 第一お鳥目が出なくての読み方
徳田秋聲「水ぎわの家」

...按摩（あんま）の休斎（きゅうさい）は盲目ではないが生付いての鳥目（とりめ）であった... 按摩の休斎は盲目ではないが生付いての鳥目であったの読み方
永井荷風「伝通院」

...門付（かどづけ）でいただいた鳥目（ちょうもく）が僅かございましたのを... 門付でいただいた鳥目が僅かございましたのをの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...干瓢（かんぴょう）の類を買って行かれた清らかな娘（あま）ッ子（こ）じゃげな――払ったお鳥目も... 干瓢の類を買って行かれた清らかな娘ッ子じゃげな――払ったお鳥目もの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...手早く鳥目を幾つか並べると共に... 手早く鳥目を幾つか並べると共にの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...家毎に鳥目を貰つて歩く... 家毎に鳥目を貰つて歩くの読み方
新美南吉「良寛物語　手毬と鉢の子」

...さつきお百姓家でもらつたお鳥目をとり出して... さつきお百姓家でもらつたお鳥目をとり出しての読み方
新美南吉「良寛物語　手毬と鉢の子」

...柏餅を買ふお鳥目（てうもく）位はありますがな... 柏餅を買ふお鳥目位はありますがなの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...指先で鳥目をつまんでは... 指先で鳥目をつまんではの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...なけなしの鳥目をはたいて... なけなしの鳥目をはたいての読み方
久生十蘭「奥の海」

...この子は未だ鳥目（ちょうもく）の勘定だも知らずなどと... この子は未だ鳥目の勘定だも知らずなどとの読み方
福沢諭吉「学者安心論」

...「みんなが少しお鳥目をはずんで呉れれば... 「みんなが少しお鳥目をはずんで呉れればの読み方
山本周五郎「雨あがる」

...新九郎も鳥目（ちょうもく）を払い... 新九郎も鳥目を払いの読み方
吉川英治「剣難女難」

...お鳥目はいりません... お鳥目はいりませんの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...お鳥目（ちょうもく）に気がつく店の者はいないのかしら……」「どれ... お鳥目に気がつく店の者はいないのかしら……」「どれの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...鳥目を一銭も持ち合せておらぬ... 鳥目を一銭も持ち合せておらぬの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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