例文・使い方一覧でみる「鱒」の意味

...鮭鱒（けいそん）の方が五萬圓... 鮭鱒の方が五萬圓の読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...ホーテンスはこの土地の名産であるところの一種の鱒（ます）の燻製（くんせい）をたいへんに褒めて食べた... ホーテンスはこの土地の名産であるところの一種の鱒の燻製をたいへんに褒めて食べたの読み方
海野十三「地球発狂事件」

...創口（きずぐち）より血なお滴（したた）れる鱒を提（さ）げたる男... 創口より血なお滴れる鱒を提げたる男の読み方
大町桂月「層雲峡より大雪山へ」

...どんな訪問客（はうもんかく）でも活（い）きた鱒（ます）の子を手土産に持つて来ないものは... どんな訪問客でも活きた鱒の子を手土産に持つて来ないものはの読み方
薄田泣菫「茶話」

...... の読み方
高木貞治「回顧と展望」

...中食の菜にというので焼いていた鱒魚の一片を自分に贈ってくれた...
高頭仁兵衛「平ヶ岳登攀記」

...浴後、私と妻は夕食の卓につく、鯉の洗い、姫鱒の塩焼、ぜんまい、きくらげなど、土地の珍しいものが出る...
外村繁「澪標」

...無慈悲な鉤（かぎ）に捕えられたのは淵にすむ鱒（ます）の子ではなくて私みずからであったことを... 無慈悲な鉤に捕えられたのは淵にすむ鱒の子ではなくて私みずからであったことをの読み方
中勘助「島守」

...虹鱒（にじます）というのが... 虹鱒というのがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...四尺にあまる鱒があり... 四尺にあまる鱒がありの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...生き物なら、まず岩魚か鱒で、例外として助七のような人間がいるだけ、山の壁があって、上に高い「窓」がある...
中村清太郎「ある偃松の独白」

...「さすらい人」「魔王」「鱒（ます）」「死と乙女」「汝（なれ）こそ我（わ）が憩（いこ）い」「連祷（れんとう）」――等... 「さすらい人」「魔王」「鱒」「死と乙女」「汝こそ我が憩い」「連祷」――等の読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...「鱒の五重奏曲」「死と乙女の四重奏曲」を始め多くの室内楽... 「鱒の五重奏曲」「死と乙女の四重奏曲」を始め多くの室内楽の読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...突堤の鼻では老紳士に「沼で姫鱒（ひめます）を釣りますには鋼鉄製の英国ふうの釣竿より... 突堤の鼻では老紳士に「沼で姫鱒を釣りますには鋼鉄製の英国ふうの釣竿よりの読み方
久生十蘭「ノンシャラン道中記」

...チャウダー風のスープ、鱒のムニエル、チキンのフライド、少し残す程度に食ふ...
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...鱒（ます）なんかがまるでこんなになってはねあげられたねえ... 鱒なんかがまるでこんなになってはねあげられたねえの読み方
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

...カビヤは魯西亜（ろしあ）産鱒魚（ます）の卵の製したるものなり... カビヤは魯西亜産鱒魚の卵の製したるものなりの読み方
村井弦斎「食道楽」

...Ｃ―家がこの丸沼に紅鱒の養殖を始めると農商務省の水産局からＣ―家に頼んで其処に一人の技手を派遣し...
若山牧水「みなかみ紀行」

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