...片手にしっかと小鰻をぶら下げたまま畦へ上って...
犬田卯 「米」
...五貫も十貫も鰻が捕れた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この通りに前川(まえかわ)という鰻屋がある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...鰻(うなぎ)蒲焼...
谷譲次 「踊る地平線」
...……今日は土用入、鰻が食べたいな...
種田山頭火 「其中日記」
...まア、一番金目になるのは、鰻だんべい...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...鯉(こい)、鮒(ふな)、鰻(うなぎ)、牛肉、鶏肉(けいにく)――ある時はごいさぎを売りに来たのを十五銭に負けさせて買った...
田山花袋 「田舎教師」
...204 鰻を魚と認めず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...朽葉の間を鰻のように走って...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...鰻がやたらに活動する時に限るのである...
豊島与志雄 「文学以前」
...鰌(どじょう)と鮒(ふな)と時には大きな鰻(うなぎ)が釣れるという事だ...
永井荷風 「日和下駄」
...米友は一合の酒と鰻の丼の香(におい)ばかりで妙な面をして見送っていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...早瀬をあさって鮎や鰻や鮠(はや)を取っているのですから...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...鰻(うなぎ)といふ字と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六銭まぶしは鰻が少ないテケレツのパー...
正岡容 「寄席」
...山椒魚(さんしょううお)や鰻は...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...「君は鰻(うなぎ)を食うか」「食う」古賀は鰻屋へ這入った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰻取りの医者が自転車でやって来ました...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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