...コノシロとか鰺とか...
石川欣一 「比島投降記」
...御馳走はほんの小鰺(こあぢ)が十匹だけあつたものを焼いて...
鈴木三重吉 「桑の実」
......
高浜虚子 「五百句」
...ここの鰺の話はちつとも聞かず...
太宰治 「津軽」
...かう書きながら、私は幽かに苦笑してゐるのであるが、深浦といひ鰺ヶ沢といひ、これでも私の好きな友人なんかがゐて、ああよく来てくれた、と言つてよろこんで迎へてくれて、あちこち案内し説明などしてくれたならば、私はまた、たわいなく、自分の直感を捨て、深浦、鰺ヶ沢こそ、津軽の粋である、と感激の筆致でもつて書きかねまいものでもないのだから、実際、旅の印象記などあてにならないものである...
太宰治 「津軽」
...鰺ヶ沢の町を引上げて...
太宰治 「津軽」
...鰺の一つを箸(はし)で高々と摘(つ)まみ上げる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...鰺も鰯も夏の間は長さ一寸ぐらいのもので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...鰺の一つを箸で高々と摘まみ上げる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...鰺も鰯も夏の間は長さ一寸ぐらゐのもので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...波にしあるべし千葉の野を過ぐ千葉の野を越えてしくれば蜀黍の高穗の上に海あらはれぬもろこしの穗の上に見ゆる千葉の海こぎ出し船はあさりすらしも百枝垂る千葉の海に網おろし鰺かも捕らし船さはにうく九月十九日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...鰺にとっては、太陽光は白色光ではないのである...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...また室鰺が沢山漁れ出した...
中谷宇吉郎 「室鰺」
...それから鰺の蓼酢(たでず)と申すのは鰺を一度塩焼にしておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...それをサラダ油で揚げると膨(ふく)れますから西洋紙か新聞紙へ取って油を切ってお皿へ載せてまた粉砂糖を上へ振りかけて出します」○鰺料理は本文の外にスープに作りてもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...それは新しき鰺を三枚におろし骨ともに湯煮て身ばかりを細かにほごし別にフライ鍋へバターを溶かしコルンスターチを入れていため鰺の湯煮汁と牛乳との半々を加えて薄き白ソースを作り塩胡椒にて味を付け前の身を入れ能(よ)く混ぜ合せて二十分間煮るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...湯煮玉子一個を竪(たて)に六ツに切り一々前の鰺へ巻込みテンパンへ並べバターを載せて十分間テンピにて焼きそのままにても...
村井弦斎 「食道楽」
...○小鰺は摺身にて食しても味甘(うま)し...
村井弦斎 「食道楽」
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