...そして前の方に鰕の鋏のやうな二つの鋏を持つてゐて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...車鰕(くるまえび)が二匹...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...海(かいず)と鰕を洗いというところだが...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...鰕(えび)の鬼殻焼(おにがらやき)」「まるで品川(しながわ)へ行ったようだな」「はい...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...二兒をつれて、濱邊を散歩しけるに、一艘の漁舟、沖より歸りしばかりにて、漁せし鰕、少しばかり舟に有り...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...錢をやりて久しく待ちしに、上り來りて曰く、今日は、鰕居らず、これにて許されよとて、海草を出す...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...その折総長は小鰕(こえび)のやうに救助網の上で跳ね廻りながら...
薄田泣菫 「茶話」
...広業と鰕(えび)11・20(夕)画家寺崎広業氏の許(もと)へは...
薄田泣菫 「茶話」
...伊勢鰕のやうな剛健な身体(からだ)に宿るもので...
薄田泣菫 「茶話」
...鰕(えび)などが行き通う人々の眼(め)にあざやかに見える...
田山花袋 「田舎教師」
...道傍(みちばた)の水溜には鰕(えび)の泳いでいるのが見える...
中島敦 「環礁」
...青いリボンの端に結んで匍わせていた一匹の大鰕のことも...
原民喜 「夢と人生」
...(三月四日)誤りやすき字左に段鍛は「たん」にして假蝦鰕霞遐は「か」なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...鰕など躍り出る仕掛なり...
子規 「闇汁圖解」
...烏賊(いか)や鰕(えび)を率いて襲い奪わんとし...
南方熊楠 「十二支考」
...鰕(えび)を鍋の中で泳がせながら煮る一項だけ覚え居る...
南方熊楠 「十二支考」
...小鳥の好きな兵衛(ひょうえ)は明日の朝の餌(え)を摺(す)るのに片肌ぬいで干鰕(えび)をしごいていた...
室生犀星 「荻吹く歌」
...体を鰕(えび)のように曲げて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
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