...」寄居虫(やどかり)で釣る小鰒(こふぐ)ほどには...
泉鏡花 「悪獣篇」
...鰒(ふぐ)でも食って死(しに)よったのかも知れんが...
泉鏡花 「活人形」
...赤目鰒(あかめふぐ)の腸(はらわた)さ...
泉鏡花 「海異記」
...鰒汁(ふぐじる)をぐらぐら煮て...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...大日本主義!朝曇りのボロ船が動かない汐風を運ばれる鰒がふくれてゐるきたない水がぬくうて葦の芽・鉄板をたゝいても唄うたつてゐる警察署の無花果の芽・帆柱ばつかりさうして煙突ばつかり(若松から八幡へ)竹藪あかるう子供もできた(小城氏新居)あかるく竹がそよいでゐる四月廿三日雨...
種田山頭火 「行乞記」
...酒の酔と鰒の熱とがからだいつぱいになつてとろ/\する心地はまさに羽化登仙である...
種田山頭火 「其中日記」
...私はその鰒を思ひ浮べては独り微苦笑を禁じえなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...好捕二魚鰒一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...宇野信夫君の『巷談宵宮雨』では深川はずれの虎鰒(とらふぐ)の多十住居で...
正岡容 「我が圓朝研究」
...川柳点にいわゆる「片棒を担ぐゆうべの鰒(ふぐ)仲間」で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...鰒(あわび)を同様に見立つる事...
南方熊楠 「十二支考」
...全身(ごたい)が真黒でヌラッとした見るからに気味(きび)の悪い恰好をしておりますが大抵の鰒好(ふくくい)が『鰒は洗いよう一つで中毒(あた)らん...
夢野久作 「近世快人伝」
...鰒に中毒(あた)ると何もかも痲痺(しびれ)てしもうて...
夢野久作 「近世快人伝」
...ほかに喰う品物(もん)が無いじゃあるまいし』『知らぬ菌蕈(なば)喰うて死んだ奴と鰒喰うて死んだ奴が一番...
夢野久作 「近世快人伝」
...コイツを味わわなければ共に鰒を語るに足らずという……どうだい……ステキだろう...
夢野久作 「爆弾太平記」
...グラグラ煮立(にえた)った味噌汁と虎鰒(とらふぐ)の鉢を真中に...
夢野久作 「爆弾太平記」
...上陸してから鰒(ふぐ)でも奢(おご)り給え...
夢野久作 「焦点を合せる」
...鰒(あわび)十八斤...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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