...鰐口(わにくち)二ツ掛りありて神を祀(まつ)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...」鰐口もさすがに才兵衛の怪力に呆(あき)れて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...鰐口は町内の者に合わす顔が無く...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「お師匠の鰐口様がいつかおっしゃった...
太宰治 「新釈諸国噺」
...露店(ろてん)――鰐口(わにぐち)の音がたえず聞こえた...
田山花袋 「田舎教師」
...一人は清岡の原稿売込方を引受けている駒田弘吉という額の禿(は)げ上った鰐口(わにぐち)の五十男に...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...中田圃の稻荷に鰐口(わにぐち)ならして手を合せ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...同室は鰐口弦(わにぐちゆずる)という男である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口は女を馬鹿にしているばかりはでない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口は只はあはあと云って取り合わない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口は講堂での出来は中くらいである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口のいる処へ来て...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...あらゆる穢いことを好んで口にする鰐口が...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口は顔に嘲弄(ちょうろう)の色を浮べて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...折悪しくその第七番目の鰐口(わにぐち)に刺さっていた鉄棒(ピン)が...
夢野久作 「斜坑」
...利(き)かない鰐口(わにぐち)を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鰐口の鈴を振らずに...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...その手は鰐口(わにぐち)の綱へかけた手とは違ったものであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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