...海亀(うみがめ)とインド鰐(わに)とが...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...海の鰐六を欺きて言はく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その鰐の頸につけてお返しになりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...前に述べたとおり、われわれ人間は古い昔に脊椎動物の共同の先祖より起こり、魚類、蛙、鰐、鶏、兎、犬、猿等のごとき大脳を備えた時代を通り越し、知力もこれと同じ順序に進みきたって、ついに今日のごとき最も発達した大脳と、他に比類なき知力とを有する程度までに到着した次第であって、その間にわれわれの先祖はおのおのその時代にしたがい、あるいは魚類、あるいは蛙類、ないしは犬類または猿類を相手として、はげしき生存競争をなし、ついに知力によって、これらの敵に打ち勝ち、もはや天下に恐るべき敵なき全盛の域に達して、今日ではもっぱら知力を用いて相互に呑噬(どんぜい)を逞(たくまし)うするよりほかなき境遇にいたったのである...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...なるほどどこか鰐(わに)などの水中を泳ぐ姿に似たところがあるようである...
寺田寅彦 「あひると猿」
...まだ若い丸顔の下品な鰐口(わにぐち)が...
徳永直 「冬枯れ」
...獅子や鰐にも出あひます...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...水中には魚類が泳ぎまはつてをり、鰐が出没し、河馬の大群がゐました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
......
中島敦 「河馬」
...曰く 類ひなき富士ぞ起れる清見潟駿河の海は紫にして 大いなる駿河の上を春の日が緩く行くこそめでたかりけれ春の海いま遠方(をちかた)の波かげに睦語りする鰐鮫思ふ終日のたりのたりかなでは曲がない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...いやな夢を思ひ出したんだよ」「どんな夢を見たの?」「僕が鰐に食べられてしまつた夢をさ」僕は僕の答へが彼女に氣に入らないことをすぐに認めた...
堀辰雄 「死の素描」
...鰐足(わにあし)になった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...十年前に『クロコディール』鰐という漫画雑誌が出ているところがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...思軒は誤つて被告鰐水に有利なる証言をなしたものとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鰐口は女を馬鹿にしているばかりはでない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...辷らぬように彼は両手を大きく拡げ、鰐足になって、ゆっくり歩くうち妙におおらかな気持ちを覚え、枯松葉を焚く匂いがどこからか掠みとおって来ると、それがまた奥山の匂いとなり一層胸が緊った...
横光利一 「旅愁」
...光りに射し返った金色の波の上を鰐足でまた渡っていった...
横光利一 「旅愁」
...サラムの息子は一箇月も僕等に滞留する暇があるなら田舎(ゐなか)へ象狩と鰐(わに)狩とに同行したいと云つて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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