...えた村の空も一つぞ凧(いかのぼり)去来葛飾や江戸を離れぬ凧 其角美しき凧あがりけり乞食小屋 一茶物の名の鮹や古郷のいかのぼり 宗因糸つける人と遊ぶや凧 嵐雪今の列子糸わく重し人形凧 尺草(大正七年一月『趣味之友』第二十五号)...
淡島寒月 「凧の話」
...大の鮹(たこ)一番(ひとつがい)...
泉鏡花 「海神別荘」
...」すぼけた小鮹(こだこ)が...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...新橋の「鮹(たこ)八」というおでん屋で...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...直ぐに警官の一人が「鮹八」へ急行した...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...やがて連行されて来た「鮹八」の主人は...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...またの名は貝鮹(かひだこ)の王...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...・月夜おまつりのタコもつてきてくれたその鮹はうまかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...鮹と胡瓜とを持つて...
種田山頭火 「行乞記」
...そして鮹(いたづらに種類多くして小さかつたことは内密々々)...
種田山頭火 「行乞記」
...ル(マヽ)ユツクサツクがかるい朝風・向日葵日にむいてゐるまへをまがる・空ふかうちぎれては秋の雲水底からおもく釣りあげたか鮹で・いながはねるよろこびの波を漕ぐ葱も褌も波で洗ふ・足は波に...
種田山頭火 「行乞記」
...ほどよい疾病(私の場合には)□歯のあるとないと――白船老との会食、酢鮹の話...
種田山頭火 「其中日記」
...私が――歯のない私が鮹を食べる!今夜は私も樹明君もおとなしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...曰く鮹の道(マヽ)...
種田山頭火 「其中日記」
...白米一升四十銭、さゝげ豆一束二銭、茹鮹一本十二銭...
種田山頭火 「其中日記」
...あそこには気味の悪い海月(くらげ)や鮹や...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...寧ろ鮹入道と云つた方が適当の赤い禿頭で...
牧野信一 「円卓子での話」
...二つの鮹(たこ)が帆となり船となつて海上を走つて行く話や...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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