...故上田敏(びん)博士もダンテの研究家の一人だつた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...川村エカシハ天保生レノ御老人故上京シテ土地取戻シ出〔来〕レバイイガ出来ヌ時ハ自分ハ二重橋デ死ヌ決心...
天川恵三郎 「天川恵三郎手記」
...故上田敏先生がその詩を巧みに訳された...
辰野隆 「雨の日」
...何故上人は、その世界を卑しみ、その世界から自分たちを遠ざけようとなさるのであろう...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...三十年英文科を卒業した時の同級者に今の女子學習院長長屋順治氏また故上田柳村(敏)があつた...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...又その翌年故上田博士が京都に歸らるゝ時...
永井荷風 「十年振」
...「故上人は念仏は様なきを様とす...
中里介山 「法然行伝」
...本来言へば、すべての良心のある翻訳者は、小宮氏が言つた位のことは自分で訳本の序に書いている筈である、堀口大学君の如きも、その訳詩集に「失はれたる宝石」といふ題をつけてゐるし、故上田敏博士も、訳詩集を出す毎に翻訳の不可能に属することを、自ら告白して謝罪されてゐた...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...昔の子なほかの山に住むといふ見れば朝夕煙たつかな明治の末年故上田敏先生が大陸の象徴詩を移植しようとして訳詩の業を起され...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これも一人にやれば澤山なり 食事は近所の茶屋のをとつてくれる故上等也 金閣銀閣は是非見給へ...
室生犀星 「京洛日記」
...故上下能相親也...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それ故上等品と考えられ...
柳宗悦 「民藝の性質」
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