...然れども現内閣は彼の藏遞兩相の挂冠と共に一層政黨内閣たる旗幟鮮明となり今や議會に一の政友會を率ゐたるのみにて嘗ては其庇護を受けし山縣桂等の徒黨と勇敢なる政戰を開始したり...
石川啄木 「雲間寸觀」
...鮮やかに私の目に残つてゐる事が二つある...
石川啄木 「二筋の血」
...楓(かえで)の青葉が日中よりは却(かえ)って冴(さ)えて織り物のような鮮(あざ)やかな色を覗(のぞ)かせている...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...鳥は鮮魚を食い尽くしたが布切れの下の腐肉には気づかなかったとある...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...それが皆朝鮮の神だ...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...朝鮮人盛に独立運動をなし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...趙の朝鮮語での説明を聞きながら...
中島敦 「虎狩」
...朝鮮の寫眞を入するについては...
野上豐一郎 「「草衣集」はしがき」
...――それはまだ昨日の出来事のように鮮(あざや)かであった...
原民喜 「秋日記」
...鮮かな效果を持つてゐる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...外国染料で染めた紫は色が鮮かですが...
牧野富太郎 「植物記」
...印度(いんど)辺で菓物の王と称せらるるマンゴーも新鮮なのを食べられますし」広海子爵「オヤあの有名なマンゴーが内地にありますか...
村井弦斎 「食道楽」
...朝鮮はいつも石彫の朝鮮である...
柳宗悦 「全羅紀行」
...石見と南朝鮮とは向い合っている間柄であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...もしくは甲の印象は鮮明で強く...
柳田國男 「夢と文芸」
...此外朝鮮人が七百人...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...雨の後などとりわけて鮮けく...
若山牧水 「樹木とその葉」
...仁徳朝の朝鮮関係を中心とした時代である...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
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