...鮨桶でも飯櫃でもいゝ...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...上方から二つ目の鮨桶をとりて金を入れ...
三木竹二 「いがみの権太」
...四つ並びし鮨桶の中...
三木竹二 「いがみの権太」
...次の出は揚幕の内にて高声に「内侍六代、維盛弥助をいがみの権太が召捕つた」といひ、拵は引つ込の時と同様にて、右の脇に鮨桶を抱へ、左の手に縄尻(なわじり)をとりて舞台へ来り「下(した)に居ろ」といひて縄付(なわつき)を坐らせ、自分も下手に坐り、鮨桶を置き、肌を入れ鉢巻をとり、梶原に向ひ「親父の売僧(まいす)が熊野から維盛をつれけえり、道にて頭をすりこぼち、この間はいやらしい婿詮索(むこぜんさく)、引つくくつてつら恥とおめえの外、手ごえゝやつ、村のやつら」にて向うを指し「の手を借りて、首にして」にて首桶を指し「持つてめえりやした、どうか御実検なすつて下せえやし」といひ、鮨桶を梶原の前に持ち行きて据ゑ、下手に帰り縄尻をたくりてしやがむ...
三木竹二 「いがみの権太」
...「もつてけえつて鮨桶を...
三木竹二 「いがみの権太」
...鮨桶を抱へ、花道にて反身になりての見えの極めて凄(すご)かりしため、幸四郎はいつもわつと受けさせしよしなるが、菊五郎もなかなかの大舞台なりき...
三木竹二 「いがみの権太」
...鮨桶(すしおけ)へ握った飯を配ってあるいたが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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