...またある者は魚鳥や猿に変化し...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...魚鳥の腸(はらわた)を入(いれ)けがし給ふ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...しかし私の書き抜いた長短わずかに二十三句の中にこういう「魚鳥」複合といったようなものが三度までも現われているのは決して偶然とは思われない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...魚鳥(ぎょちょう)を料理する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...公共の池の魚鳥を捕うべからざる禁制も...
豊島与志雄 「文学以前」
...(問)魚鳥を食い...
中里介山 「法然行伝」
...感傷至上の三昧は玲瓏たり、萬有にリズムを感じ、魚鳥も屏息し、金銀慟哭す...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...―人魚詩社信條―光の説光は人間にある光は太陽にある光は金屬にある光は魚鳥にある光は螢にある光は幽靈の手にもある...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...光る魚鳥の天景を...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...四点心といってこれは魚鳥(ぎょちょう)や豚の肉と野菜とを固めたような料理が四色...
村井弦斎 「食道楽」
...しかも山中には虫魚鳥小獣のほかに草木の実と若葉と根...
柳田国男 「山の人生」
...ひとり魚鳥のはるばると訪(おとな)い寄るもの多く...
柳田国男 「雪国の春」
...四時それぞれに魚鳥の獲物が多い...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...魚鳥の禁令は、犬ほどではないが、川魚までが、美味なのはたいがい禁制項目に入っている...
吉川英治 「大岡越前」
...「喪(も)に服して、今日から七日の間、尊氏は酒、魚鳥を口にせず、別行(べつぎょう)(精進潔斎(しょうじんけっさい))を執(と)ろうとおもう...
吉川英治 「私本太平記」
...魚鳥を充分に喰べたせいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで取れる魚鳥の類や...
吉川英治 「平の将門」
...しかし俗人が魚鳥を殺し愛欲に生くることは何の罪とも認められない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??