...内地ではとても見られないやうな熱帶の魚族が珊瑚の間を縫つてをるのを見て...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...日本近海の魚族に非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...それには狩猟や魚族を主題としたものもあった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...魚族に富めるヒュルロスと渦のヘルモス程近し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...日本一の大湖の魚族が根絶する!」「うむ」「今...
中里介山 「大菩薩峠」
...ある高貴な魚族は...
中島敦 「悟浄出世」
...魚族は爭ひてつゝきはじめむ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...近海の魚族の研究を主として行つているそうだが...
長谷健 「天草の春」
...昔は邦俗和邇等の魚族をも奇怪な奴を神としたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...また昭和十四年には今村博士が「男鹿地震と海水及び魚族の異常状況」と題する論文を発表するなど...
武者金吉 「地震なまず」
...男鹿地震と海水及び魚族の異常状況)...
武者金吉 「地震なまず」
...また「男鹿地震と海水及び魚族の異常状況」という論文の中で...
武者金吉 「地震なまず」
...ことに魚族のやうな深い澄んだ光をひそませた女等の眼が...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...どことなく寂しい気がする魚族の幽邃さは...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...他のいろいろな魚族はみんな暗く涼しい底の方に沈んで...
室生犀星 「寂しき魚」
...あれは魚族ではあるまい...
室生犀星 「寂しき魚」
...この地帯の常住魚族としても恥じない風貌がある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...沈める都市の信じ難い廃墟を、遍在する豊かな海百合、腕足動物、珊瑚、魚族を見た...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索