...「風魔」は、「風魔手裏剣」という忍者武器の名前に使われます...
...その闇の魔手が近づいて來たのは當然です...
石川三四郎 「浪」
...どうして其(そ)の魔手(ましゅ)から遁(のが)れればいいのだ...
海野十三 「赤外線男」
...奥様はただベナビデスの魔手におかかりになった……いわば被害者ともいったような……」と取り做(な)すつもりであろうか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...「現内閣は挙国一致を標榜してかえって政党内部に魔手を伸ばして陰にこれを攪乱」する処のもので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ソヴィエトの魔手もこう帝都のすぐ近くにまで逼って来たのでは...
戸坂潤 「社会時評」
...恐らく之は例のソヴィエトの魔手という奴ではないかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...赤い魔手は新京の近くどころではない...
戸坂潤 「社会時評」
...一体どれだけの赤化の魔手とかいうものが現実に延びつつあったか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...君は恐ろしい魔手に捉(とら)われているのだ...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ロンドン警察もザリの魔手から守ってくれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...悪魔手を替え八十億の鬼衆を率い現じて...
南方熊楠 「十二支考」
...これは現代の資本主義と機械主義との大なる魔手から安全に脱れしめ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...早くもその眼に見えぬ魔手をさし伸ばして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一時に魔手をのばして万太郎を膾斬(なますぎ)りにしたであろう事は...
吉川英治 「江戸三国志」
...かつて道誉の魔手をのがれて...
吉川英治 「私本太平記」
...しばしば姿の見えぬ魔手に脅(おびや)かされ通していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かかる夜、魔手をふるって、跳躍するには屈強な、黒いでたちという拵(こしら)え...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...魔手をのがれたんだものねえ!……」わたしは思わず...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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