...新生の刹那々々を雄々しく快活に謳ひ過さうとするこの小さな森の喇叭手の明るさと気魄とが...
薄田泣菫 「独楽園」
...却(かえっ)て様式破綻(はたん)から溢(あふ)れ出る技術と精神気魄(きはく)との作ったものである...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...この裂帛(れっぱく)の気魄(きはく)は如何(いかん)...
太宰治 「女の決闘」
...落魄(らくはく)した結果であろうか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...もはや人を威壓するようなあの生前の気魄が抜けて...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...駒井甚三郎は落魄(らくはく)したけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしてまた彼ほど果敢の英雄的気魄を有している男はまず見ない」斎藤一は...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶後(ぜつご)に再び蘇(よみが)える底(てい)の気魄(きはく)がなければ駄目だ」と独仙君はもったい振って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一種の気魄(きはく)と情熱を包んだ演奏はすばらしい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あの気魄(きはく)のある生き方を...
野村胡堂 「胡堂百話」
...落魄(おちぶ)れた能役者でなきゃアまず思案に余ったお店者(たなもの)だ」「…………」縁側に寝そべって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内心にはいつも過去の日本橋ッ子としての気魄(きはく)が残映して...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...徳も不徳も我々のそれとはくらべものにならぬほど強い気魄から発しているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...武士的な気魄に富んだ点から...
吉川英治 「剣難女難」
...魂魄(こんぱく)と化して...
吉川英治 「三国志」
...彼が落魄(おちぶ)れ公卿(くげ)の子と嗤(わら)われ...
吉川英治 「親鸞」
...「どうしたのだッ! 卑怯な奴めら」打って響かせた気魄(きはく)の鋭さ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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