...その歳は長い旱魃が続いた為めに...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...黄帝の魃を下すや...
高木敏雄 「比較神話学」
...生きてゐることのよろこびの一つ!旱魃苦! 八大龍王...
種田山頭火 「其中日記」
...旱魃(ひでり)のとき野原へ雨乞いに行きますね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...泳ぎを知らない者が、旱魃だからって、深い淵に飛び込むような真似を、すぐにしたがるからね...
豊島与志雄 「囚われ人」
...旱魃(かんばつ)に苦しむ際...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...茲より爲(し)ては踈大なる錯謬に陷りて、夫(か)の日月の蝕、旱魃、洪水の災も、人君の政治に關係せりと云ふ妄想を生ずるに至る可し...
西周 「尚白箚記」
...)一岐阜の伊奈波(いなば)さま五穀の護り五穀みのれよ世は穏(おだやか)に二五穀みのればお百姓繁昌雨もうるほせ彌日(いやひ)も照らせ三里の後生楽(ごしやうらく)五穀が大事五穀波うて穂に穂もなびけ四雨が片降りや日が出て照らせ旱魃(ひでり)つづかば雨雲おこせ五今年や世がよい家棟(やむね)の上で岐阜の伊奈波さまこの里護る...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...東国大(おおい)に旱魃(かんばつ)...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...長期の旱魃はしばしば彼らの家畜を殺し6)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また久しい旱魃や家畜の死亡によって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...旱魃洪水地震等ハ天ノ造成セル災ニシテ...
南方熊楠 「作文三篇」
...一方で大旱魃でありながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かいつぶり かいつぶり そうれ頭に火がついた私たちの歌に應へて かいつぶりは水に沈むそれは旱魃の夏だつた ただそれだけのことだつたかいつぶり かいつぶり かいつぶりのゐない日もあつた...
三好達治 「かいつぶり」
...雨水(うすい)をたくわえておくまでのこと」「大夏(たいか)の旱魃(かんばつ)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...夏が旱魃(かんばつ)であればその秋の紅葉は出来がよい...
和辻哲郎 「京の四季」
...旱魃(かんばつ)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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