...長い間、旱魃が続いた...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...旱魃を懸念された梅雨期の終りの...
犬田卯 「米」
...建保二年の五月から六月にかけての大旱魃の折には...
太宰治 「右大臣実朝」
...二マイルも離れた川から水路を掘り通して旱魃地(かんばつち)に灌漑(かんがい)するという大奮闘の光景がこの映画のクライマックスになっているが...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...)一岐阜の伊奈波(いなば)さま五穀の護り五穀みのれよ世は穏(おだやか)に二五穀みのればお百姓繁昌雨もうるほせ彌日(いやひ)も照らせ三里の後生楽(ごしやうらく)五穀が大事五穀波うて穂に穂もなびけ四雨が片降りや日が出て照らせ旱魃(ひでり)つづかば雨雲おこせ五今年や世がよい家棟(やむね)の上で岐阜の伊奈波さまこの里護る...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...「女旱魃(ひでり)の國てえのは何處だえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...この旱魃騒ぎに見舞はれた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...旱魃(ひでり)のために学校の井戸水が空になり...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...ペルウズの記すところによれば、彼がそれを訪れた時には、それは、おそらく旱魃か、内乱か、または極度の殺児と乱交の流行かの、いずれかの原因により、非常に少なくなっていたその人口を、恢復しつつあるように思われた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もし彼らが二年の旱魃と飢饉に襲われるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ペルシアの穀作はまた、降雹、旱魃、及び蝗その他の虫害によって駄目になることが非常に多いが、このことはおそらく、むしろ土壌の耕作に資本を用いることを妨げる傾向があるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...旱魃洪水地震等ハ天ノ造成セル災ニシテ...
南方熊楠 「作文三篇」
...激しい旱魃のあつた眞夏...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...高橋君のところは去年(きょねん)の旱魃(かんばつ)がいちばんひどかったそうだから今年はずいぶん難儀(なんぎ)するだろう...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...旱魃(かんばつ)の際には...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...よそでは旱魃(かんばつ)で困るような年を...
柳田国男 「海上の道」
...雨水(うすい)をたくわえておくまでのこと」「大夏(たいか)の旱魃(かんばつ)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
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