...容貌魁梧(くわいご)な紳士にあつて...
芥川龍之介 「饒舌」
...客曰ク少シク忍ベ伶魁将ニ出デントス...
成島柳北 「他山の石」
...「人倫は三綱の魁(さきがけ)なり...
蜷川新 「天皇」
...薄墨華魁に現(うつつ)を抜かし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元の薄墨華魁からの使いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あつしのやうに華魁摺れがして居ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「点魁(テンカイ)」「艮玉(コンギョク)」「板桂(ハンケイ)」「明珠(メイシュ)」「月宝(ゲッポウ)」「逢春(ホウシュン)」等の文字が印刷されてある...
火野葦平 「花と龍」
...お客さまがいらッしゃるんだよ」「御免なさいまし」と、お熊は障子を開けて、「小万さんの花魁、どうも済みませんね」と、にッこり会釈し、今奥へ行こうとする吉里の背後(うしろ)から、「花魁、困るじゃアありませんか」「今行くッたらいいじゃアないか...
広津柳浪 「今戸心中」
...今客を案内して来た小式部という花魁が言ッた...
広津柳浪 「今戸心中」
...吉里さんの花魁、危のうござんすよ」と、頓興(とんきょ)な声を上げたので、一同その方を見返ると、吉里が足元も定まらないまで酔ッて入ッて来た...
広津柳浪 「今戸心中」
...それに比べて不釣合な容貌の魁偉さ...
牧野信一 「心象風景」
...継嗣は今の魁軒さんである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...騎兵の服着たる老将官の貌(かたち)きはめて魁偉(かいい)なるは...
森鴎外 「文づかひ」
...北魁(ほくぎ)の曹操(そうそう)...
吉川英治 「三国志」
...――祈祷の首魁(しゅかい)も文観僧正だし...
吉川英治 「私本太平記」
...天下ヲ禍乱(クワラン)ニ投ジタル逆謀ノ首魁(シユクワイ)タリシ事...
吉川英治 「私本太平記」
...じつを申しあげますが」「じつをとは」「酢屋(すや)に押入った先夜の首魁(しゅかい)四名の者は...
吉川英治 「私本太平記」
...なんとも魁偉(かいい)な人物です」「第一人相もよろしくない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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