...」かう云ふ会話を繰返した末に...
芥川龍之介 「酒虫」
...その後も疱瘡痲疹大流行の時は何度もこの繁昌を繰返し...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...こんなことが前後に三時間に亙って六回も繰返えされた...
海野十三 「地球発狂事件」
...「≪愛さでやまぬ胸なれば≫」とジナイーダは繰返した...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...繰返せば繰返すにつれてますますその面白味の深さを加えたものである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...そしてまた繰返して入院を勧めるんだ...
豊島与志雄 「好意」
...それで思わず繰返されるのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...矍鑠たるお婆さんは二度(ふたたび)繰返して言いますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...では、短歌、俳句とはどう違ふかと云ふに、その最も大事だと思はれる点は、短歌・俳句よりも、度合的(どあひ)にではあるが、繰返し、あの折句だの畳句だのと呼ばれるものの容れられる余地が、殆んど質的と云つても好い程に詩の方には存してゐる...
中原中也 「詩と其の伝統」
...この音はその後(ご)もよく繰返(くりかえ)された...
夏目漱石 「変な音」
...悉く時効にかかってしまった文壇人は――恐らく我も人も――今に至るまでこの誤りを繰返して止まない...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...無限に尽きない業(ごう)の連鎖を繰返しているところの...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...フェロン師と仏国官憲との緊密な関係については繰返す必要がない...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...そうだ! 繰返して言う...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...何時までも底止(とめど)なく同じことを繰返(くりかへ)されてゐるのであツた...
三島霜川 「平民の娘」
...同じ言葉を繰返しどなり続けた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...そこでこれを幾度も幾度も繰返し繰返し演出してみると...
夢野久作 「能とは何か」
...「おう、先生でしたか」玄徳は歓んで、堂上に請(しょう)じ、その折の恩を謝したり、以後の無沙汰を詫びて、「いちど、軍務のひまを見て、仙顔を拝したいと存じていたところ、さきにお訪ねをたまわっては、恐縮にたえません」と、繰返していった...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索