...彼のビジネスは鬱鬱勃勃だった...
...彼女のポジティブな姿勢は鬱鬱勃勃している...
...この花壇は鬱鬱勃勃とした花で彩られている...
...春が来ると、草木たちが鬱鬱勃勃に成長する...
...彼女は仕事に順調に取り組み、鬱鬱勃勃としている...
...彼の心の内には相不変(あいかわらず)鬱勃(うつぼつ)として怒が燃え上っていた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...鬱勃(うつぼつ)たる雄心をも禁ずること能(あた)はず...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...鬱勃たる不平――表面化することの不可能なその哀れむべき暗い不満の感情が...
犬田卯 「瘤」
...見渡す限り古意鬱勃として...
大町桂月 「白河の關」
...」というような鬱勃(うつぼつ)の雄心を愛して居られたのではないかと思われます...
太宰治 「兄たち」
...斉彬公が又、鬱勃たる大勇を、深く蔵して発せられん方ゆえに、この元気を利用もしたいし、斉彬公の御意に反くこともできぬし、ここをうまく操るのは至難の業でのう――ただ、西郷吉之助と申す者が、ややその器であろうか――御存じか?」「名を承わっておるが――」「一度、お逢いになるといい」女中が、益満のうしろに来て「仙波小太郎様が、お見えになりました」と、云って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...この鬱勃たる勢いが...
直木三十五 「南国太平記」
...この鬱勃(うつぼつ)を晴らしたい心で一パイで御座るよ」秋月九十郎は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...鬱勃(うつぼつ)たる野心と機智をもったこの男たちが...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...鬱勃(うつぼつ)たる芸の野心と...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...鬱勃とした思ひが謙一の若い心をかりたててゐたのだ...
林芙美子 「就職」
...この鬱勃たる人生が暮れてゆくのも俺の運命かも知れない...
林芙美子 「濡れた葦」
...専攻斯学願樹功、微躯聊期報国忠、人間万事不如意、一身長在轗軻中、泰西頼見義侠人、憐我衷情傾意待、故国難去幾踟、決然欲遠航西海、一夜風急雨※※、義人溘焉逝不還、忽長隔幽明路、天外伝訃涙潸潸、生前不逢音容絶、胸中鬱勃向誰説、天地茫茫知己無、今対遺影感転切明治二十四年十月遂に上の図篇が第十一集に達し、これを発行した時、私の郷里土佐国佐川町に残してあったわが家(酒造家)の始末をつけねばならぬ事が起ったので、仕方なく右の出版事業をそのまま擲(なげう)っておいて、匆々(そうそう)東京を出発する用意をし、間も無く再び東京へ出て来るから、今度出て来たが最後、大いに矢田部に対抗して奮闘すべく意気込んで国へ帰った...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...寄長城堀口九萬一詞兄詩思鬱勃壮心加...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...陽(ひ)に会って開花を競わんとする陽春の気が鬱勃(うつぼつ)としておる...
吉川英治 「三国志」
...今春来の不平不満は今なお鬱勃(うつぼつ)としていて...
吉川英治 「新書太閤記」
...鬱勃(うつぼつ)としてくるものを彼も抑えきれない青年だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...満身の自負心は鬱勃(うつぼつ)として迸(ほと)ばしらんとする...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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