...そこで彼はそれから先きの幾年を諸人の見る前に鬱々と暮らして...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...山に行けぬと鬱々として楽しまぬのは...
石川欣一 「可愛い山」
...怨嗟の声を一身に浴びる思いで鬱々としていたことも事実であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鬱々(うつうつ)と花暗く人病みにけり四月三日 武蔵野探勝会...
高浜虚子 「五百五十句」
...鬱々として楽しまず...
太宰治 「酒の追憶」
...鬱々(うつ/\)としているように見えたので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...鬱々(うつうつ)として晩を過ごした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...杉木立の、鬱々とした、山気と、湿気との籠めている中に、大きい堂が、古色を帯びて建っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...ただ鬱々(うつうつ)としていた...
本庄陸男 「石狩川」
...鬱々(うつうつ)としてそれらの愉(たの)しかった水郷の家のことが...
室生犀星 「津の国人」
...きょうも鬱々(うつうつ)としてまた愉しく...
室生犀星 「陶古の女人」
...鬱々不得志...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鬱々(うつうつ)たる城下の森は千歳をことほいでいるのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...鬱々とつづいているところなので...
山之口貘 「沖縄帰郷始末記」
...また多血から来る鬱々(うつうつ)な忿懣(ふんまん)とをやりばなくしておいでだった...
吉川英治 「私本太平記」
...われながら鬱々(うつうつ)の感にたえません...
吉川英治 「私本太平記」
...鬱々(うつうつ)たる家康の胸中のものが...
吉川英治 「新書太閤記」
...鬱々(くよくよ)しちゃあ損だ...
吉川英治 「松のや露八」
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