...そこで彼はそれから先きの幾年を諸人の見る前に鬱々と暮らして...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私は鬱々として楽しまず...
太宰治 「服装に就いて」
...まだ少し頭が重いそうで蒲団(ふとん)の中で鬱々としている...
太宰治 「ろまん燈籠」
...幾日もこんなところにいて鬱々(くさくさ)して来たから...
徳田秋声 「縮図」
...気が鬱々するとお詣りに行つてよ...
徳田秋聲 「水ぎわの家」
...第十九世紀社会の大烈風はすでにかの上古において垂天の雲のごとき鬱々葱々(うつうつそうそう)たる貴族的の大木を抜き去れり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...鬱々(うつうつ)として晩を過ごした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...杉木立の中の鬱々と茂った草と...
直木三十五 「南国太平記」
...鬱々として仕事も手につかないのである...
中村地平 「霧の蕃社」
...心が鬱々としている時...
林芙美子 「新版 放浪記」
...はかないあきらめを抱いて鬱々(うつうつ)としていた...
久生十蘭 「湖畔」
...鬱々とした面持で...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...鬱々(うつうつ)たる城下の森は千歳をことほいでいるのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...全島鬱々たる樹木の山もそれまでは禿山との事...
横光利一 「欧洲紀行」
...ペストの平原に対してブダは対岸の緑樹鬱々とした丘陵である...
横光利一 「欧洲紀行」
...鬱々(うつうつ)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鬱々(うつうつ)とこの不快なものを抱かせているのではないか」「お家のためを存ずればこそでござります...
吉川英治 「親鸞」
...しかも何か鬱々と不機嫌を内に溜めている姿を見ると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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