...(中略)鬮(くじ)とりて菜飯(なめし)たたかす夜伽(よとぎ)かな 木節皆子なり蓑虫(みのむし)寒く鳴きつくす 乙州うづくまる薬のもとの寒さかな 丈艸吹井(ふきゐ)より鶴をまねかん初時雨(しぐれ)其角一々惟然(ゐねん)吟声しければ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
......
石川啄木 「一握の砂」
...阿彌陀鬮(あみだくぢ)をやつてお菓子を買はうと云う相談をして居て...
石川啄木 「病院の窓」
...えらびたる人々の名をしるして御鬮(みくじ)にあげ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...御神鬮(おみくじ)の凶が出でたる落葉降る十一月二十一日 木の芽会...
高浜虚子 「五百五十句」
...板倉殿は笑いながら十人の者に鬮(くじ)引きをさせて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...雪子に貧乏鬮(くじ)を抽(ひ)かせて自分ひとり巧(うま)いことをしているような...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ゆっくり飲んでいて貰いましょう」「貧乏鬮(くじ)お引きやしたなあ」「なあに...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...神鬮(かみくじ)に上陸と出たのは...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...阿久沢は貧乏鬮の元祖也久良伎たしか阿久沢邸は九段一口坂辺りにあつた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...先日余の引いた凶の鬮(くじ)を穴守様(あなもりさま)で流してもらふたとわざわざ鼠骨(そこつ)の注進...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「正月十六日、伊沢先生及諸子同遊雑谷十介園、園中野梅万余株、花盛開、鬮韻得八庚...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――それよりは拙者がいま、鬮(くじ)を作るから、鬮を引いて、先鋒と後詰めの任をきめられては如何か」「なるほど、それも一案」と、王忠も劉岱と同意したので、異存なくばと、念を押したうえ、軍使は二本の鬮をこしらえて二人に引かせた...
吉川英治 「三国志」
...劉岱(りゅうたい)の鬮には...
吉川英治 「三国志」
...幾名か連れて来ておろうな」鬮(くじ)歌道や茶の友には...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこでは番僧から神鬮(みくじ)をうけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...神鬮(みくじ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...鬮(くじ)にあらわれた...
吉川英治 「新書太閤記」
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