...先生は、一国の元首の死が、子供にまで、これ程悲まれるのを、不思議に思つた...
芥川龍之介 「手巾」
...葉子はこの瞬間の不思議に胸をどきつかせながら聞き耳を立てた...
有島武郎 「或る女」
...不思議なくらいにおいしいものだ...
太宰治 「斜陽」
...便所へでも往ったのじゃないか」私も不思議でたまらないから...
田中貢太郎 「妖影」
...その不思議なことをする僧は...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...必ずしも一々阮元の議論に贊成すると云ふ譯には參りませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...有史以前とかいう時に生きていた不可思議な動物というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...不思議に肥桶(こえおけ)の中へ首を突っ込んで死ぬ奴はないものだな」「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まことに不思議でたまらなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不思議に胸騒ぎに悩み続けたのです...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...不思議な魅力に富んだ美しい力作であつた...
牧野信一 「月評」
...俺は実際あいつのあの境地だけは羨ましい――恍惚状態といふものゝ不思議を俺は...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...この家(うち)というのは不思議な所で...
柳川春葉 「怪物屋敷」
...二しかし不思議である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これに加えてもう一つ不思議なものを添える...
柳宗悦 「陸中雑記」
...その見本を市会議員が下検分したのが十月の上旬であったと記憶する...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そのアメリカ人の英語が強く響いて来て議論もぱったり停ったままだったが...
横光利一 「旅愁」
...どう考えても不可思議な太刀」「お訊ね申されては恥かしい...
吉川英治 「剣難女難」
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