...自分も髷物映画中の一人であるやうな気がした...
種田山頭火 「旅日記」
...従来の型の如き型を破った髷物(まげもの)小説は...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...震災後に於て現れたる興味中心の髷物...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...髷物に、現代物に、そして少年少女小説に、探偵小説に、冒険小説に、伝奇譚(だん)に、大衆文芸は愈々、広汎に、愈々深く、読者大衆の中に氾濫して行きつつある...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...伝奇物とは、髷物であり、所謂大衆小説と称せられている処のものである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...即ち、伝記物、或は髷物、所謂現在の大衆小説と呼ばれるものは、正確なる時代的考証を全く欠き、何等厳密なる史的事実に基礎を置いて書かれてはいない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...これは、その他、髷物、新講談などとも呼ばれているのであるが、かかる通俗的な、種々な名称が与えられいるように、しかく通俗極まる小説を指すのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...それというのが新派が今まで髷物(まげもの)をやって当ったためしがない...
中里介山 「生前身後の事」
...髷物(まげもの)の捕物小説のよさはいろいろの制約があるためだと私はいおうとしている...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...髷物(まげもの)の世界に打ち建てるより外にはない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...髷物(まげもの)小説を特色づける夢とが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...つひに髷物の案が無い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...結局髷物は「研辰」他に僕の書くオペレットと「恋愛病患者」を出さうかと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トップから髷物でハリキらうといふのが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...現代の形をとらない髷物の小説が...
吉川英治 「折々の記」
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