...咀嚼(そしゃく)翫味(がんみ)するに至るであろうが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
......
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...外に出ようとするカリカリ嚼る音をたててみんなをおどろかしたこともたぶんあったろうが――どんな美しく翅(はね)ある生命が...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それを咀嚼し消化し消化する生活...
種田山頭火 「其中日記」
...歯の咀嚼(そしゃく)能力は退化し...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...そもそも俳諧狂歌の類は江戸泰平の時を得て漢学和学の両文学渾然(こんぜん)として融化(ゆうか)咀嚼(そしゃく)せられたるの結果偶然現はれ来りしもの...
永井荷風 「江戸芸術論」
...冷水(れいすゐ)を注(そゝ)いで其(そ)のぼろ/\な麥飯(むぎめし)を掻(か)き込(こ)む時(とき)彼等(かれら)の一人(ひとり)でも咀嚼(そしやく)するものはない...
長塚節 「土」
...夕食もゆっくり咀嚼する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼らはオースチンの講ずる卓越せる学理を到底咀嚼(そしゃく)了解することが出来なかったために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...消化力ばかりでなく老人と子供は咀嚼(そしゃく)嚥下(えんか)の働きまで弱いのです...
村井弦斎 「食道楽」
...第一に歯の咀嚼(そしゃく)を受け...
村井弦斎 「食道楽」
...漸く蔗を嚼(か)む境に入りぬ...
森鴎外 「舞姫」
...日本で咀嚼(そしゃく)し...
柳宗悦 「地方の民藝」
...米嚼(こめか)みのくたびれるようなものが多かったが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...我が民族は伸び行く地力と、咀嚼とがあった...
山本実彦 「十五年」
...王維・李白等と親しかったのに見ても唐の文化を咀嚼(そしゃく)する能力は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...天平時代の人々が外来文化を咀嚼しなかったと断ずるのは早計である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...咀嚼や独創について最も有力な証拠を与えるものとせられているが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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