例文・使い方一覧でみる「高鼾」の意味

...高鼾（たかいびき）の声が聞えるばかり... 高鼾の声が聞えるばかりの読み方
芥川龍之介「邪宗門」

...いつの間にか三脚椅子の上に眠りこんでいたらしく自分の高鼾にはっと目ざめた...
海野十三「生きている腸」

...やがて父の高鼾が洩れだすのをきいて... やがて父の高鼾が洩れだすのをきいての読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...すでにぐうぐう高鼾（たかいびき）です... すでにぐうぐう高鼾ですの読み方
太宰治「貨幣」

...高鼾（たかいびき）で眠っている... 高鼾で眠っているの読み方
橘外男「雷嫌いの話」

...すぐに高鼾（たかいびき）で眠ってしまう彼女の横で... すぐに高鼾で眠ってしまう彼女の横での読み方
田中英光「野狐」

...高鼾で寝たのはよかつた... 高鼾で寝たのはよかつたの読み方
種田山頭火「其中日記」

...たわいもなく身体を投出して高鼾をかいてゐた... たわいもなく身体を投出して高鼾をかいてゐたの読み方
永井壮吉「人妻」

...勘八は早くも高鼾（たかいびき）... 勘八は早くも高鼾の読み方
中里介山「大菩薩峠」

...早くも高鼾（たかいびき）で納まり込んでいるかも知れない... 早くも高鼾で納まり込んでいるかも知れないの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...更に内職の針仕事に骨の髄迄疲れ果ててぐらぐら高鼾（たかいびき）を掻いて前後不覚に寝入って居る筈であります... 更に内職の針仕事に骨の髄迄疲れ果ててぐらぐら高鼾を掻いて前後不覚に寝入って居る筈でありますの読み方
西尾正「陳情書」

...高鼾（たかいびき）で寢たところを... 高鼾で寢たところをの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...かみさんが大の字になってグウグウと高鼾（たかいびき）の体（てい）... かみさんが大の字になってグウグウと高鼾の体の読み方
南方熊楠「十二支考」

...葉牡丹さんの膝枕で高鼾ときまつてゐるわ... 葉牡丹さんの膝枕で高鼾ときまつてゐるわの読み方
水上滝太郎「大阪の宿」

...流石（さすが）の太宰さんも温和（おとな）しく高鼾（たかいびき）... 流石の太宰さんも温和しく高鼾の読み方
山崎富栄「雨の玉川心中」

...すぐこころよげな高鼾（たかいびき）が洩れてくる... すぐこころよげな高鼾が洩れてくるの読み方
吉川英治「三国志」

...羅漢（らかん）の雑魚寝（ざこね）のように高鼾（たかいびき）になった寄子部屋の隅っこで... 羅漢の雑魚寝のように高鼾になった寄子部屋の隅っこでの読み方
吉川英治「醤油仏」

...高鼾（たかいびき）をかいて眠ってしまう者があるし... 高鼾をかいて眠ってしまう者があるしの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

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