...彼女の歌い方はいつも高調子で、とても鮮やかだ...
...会議で彼の発言が高調子になってきた...
...この演説は演説者が高調子で話すために効果がある...
...ミュージシャンはステージで高調子に演奏した...
...緊張したとき、彼女は高調子に話す傾向がある...
...何しろ名高い高調子の歌手(ソプラノ・シンガア)が顔出しをするのだといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...高調子に謳ひ耽つてゐるのを聞くと...
薄田泣菫 「独楽園」
...高調子(たかてうし)で饒舌(しやべ)るので有(あ)るが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...唐崎なんかへ行くよりは西石垣(さいせき)の何處とかへお茶漬を食べに行く方がいゝさうだ」と例の高調子で言つて「増田今日嵐山へ行かうか...
高濱虚子 「俳諧師」
...それも非常に高調子だったので...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...また別なとき同じ食堂でこのかいわいの銀行員らしい中年紳士が二人かなり高声に私にでも聞き取れるような高調子で話しているのを聞くともなく聞いていると...
寺田寅彦 「自由画稿」
...どこの部屋からか蓄音器が高調子に聞えていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...」と小野は向う側から高調子で声かけた...
徳田秋声 「新世帯」
...六本の高調子(たかじょうし)で「吾妻(あずま)八景」の――松葉かんざし...
永井荷風 「監獄署の裏」
...あの子がきまりを悪くするからね」いつもの高調子と違って...
夏目漱石 「明暗」
...声は少し錆(さび)のある高調子で...
羽志主水 「越後獅子」
...松野(まつの)例(れい)に似(に)ぬ高調子(たかてうし)に然(さ)らば聞(き)かし參(まゐ)らせん御歸邸(ごきてい)のうへ御主君(ごしゆくん)...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...雷門の糸が――どうも嫌な顔をしましてな」「それゃそうだろう」「それからまあ高調子(たかちょうし)でどうやらこうやらずうっと押して行きやしたがな...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...」と高調子に言った...
水野葉舟 「遠野へ」
...高調子の男の語調はかつて伊勢から来ていた友人とそっくりだ...
水野葉舟 「遠野へ」
...例の斎藤はほろ酔(え)い気げんの高調子...
三宅花圃 「藪の鶯」
...此方から印税を返さねばならぬ」と長田幹彦大いに悄気(しょげ)て居る由最初の馬鹿景気に高調子となって...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...それから高調子の聲に混つて...
若山牧水 「山寺」
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