例文・使い方一覧でみる「高言」の意味
スポンサーリンク...そのやうな高言が吐けたものでございます... 
芥川龍之介 「地獄變」
...又、僕かあ、君、いつなんどきどういふ羽目で妻子を拾てないともかぎらないが、やつぱり仕舞にやしつぽを卷いて、すごすごおれが惡るかつたから勘辨して呉れつて女房のところに、しつぽをふつて歸つてくるなあ、と高言してゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...かくてヘクトール高言吐きて傲然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...過度の高言聞き苦し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我の生めるは數多し――其高言に憤り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此特權を濫用して高言を吐き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...最も好意を欠いた意見を高言し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分で高言してるように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わが国の科学水準の低いのは慨嘆に堪えぬなどと高言している者...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...あの図書館は亡びずして済んだでしょう……無論我々はこの一例を以て科学は亡び信仰は残るなんぞと高言したがるものではありませんが...
中里介山 「山道」
...様々な不思議に就いて高言するのが癖であつたが...
牧野信一 「痴酔記」
...何故なら僕は常々所有の物資に関してはおそらく恬淡（てんたん）げな高言を持って彼らに接していたからである...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...ではアメリカへ行つて運動家になると高言して親から最後の旅費を貰つた...
牧野信一 「貧しき日録」
...もうこれから決して只の一度もダラダララインにひっかかるようにしないなどという高言は放てないと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼は学問も文章も他人に優れているとは高言しない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...許は、大面目をほどこしたので、「明日はかならず、馬超を生捕ってご覧に入れん」と、高言した...
吉川英治 「三国志」
...分ったなどと高言するようじゃったら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...必ず帰って来ると高言し哄笑した春日の尖った顔が...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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