...「尋常高等小学校」は、明治時代に存在した小学校の名称です...
...昔話や小説の設定などで、「尋常高等小学校」が登場することがあります...
...「あの人は、まるで尋常高等小学校の先生のようだ」と比喩的に使われることもあります...
...「数学の問題が難しくて、尋常高等小学校の時の知識では解けない」というように、学習内容のレベルの比較に使われることもあります...
...尋常高等小学校は、現在は存在しないため、文化財として保存されている建物や資料館を訪れることができます...
...これはもう高等小学校へはいってからです...
芥川龍之介 「文学好きの家庭から」
...私はこのS――村尋常高等小学校の校歌を作つた覚えはありませぬ...
石川啄木 「雲は天才である」
...盛岡の市の高等小学校に学んだ...
石川啄木 「二筋の血」
...高等小学校卒業の少年が毎年二十二三人ずつ入居するが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...しかも学歴は高等小学校を卒業したばかりで...
太宰治 「風の便り」
...それで思い出したが近ごろ自分の高等小学校時代に教わったきりで会わなかった先生がたの写真を見た時にちょっとそれと気がつかなかった...
寺田寅彦 「自画像」
...三高等小学校時代の同窓に「緋縅(ひおどし)」というあだ名をもった偉大な体躯(たいく)の怪童がいた...
寺田寅彦 「相撲」
...後ケルンの高等小学校に暫く在学した...
戸坂潤 「辞典」
...淑子は隣村の高等小学校に通っている...
外村繁 「澪標」
...高等小学校に通ってる時のことだった...
豊島与志雄 「丘の上」
...一僕が高等小学校の一年の時だった...
豊島与志雄 「道連」
...尋常小学校は、桃園を、高等小学校は、育英第一を(この三年時分から、先生に反抗するのを憶えた)、中学は、市岡を(ここで、物理の大砲という綽名の先生が、私を社会主義者だと云った...
直木三十五 「大阪を歩く」
...蕃人にしては珍らしく高等小学校も終えている...
中村地平 「霧の蕃社」
...高等小学校のある町へは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...十五になって高等小学校を出ると直ぐに紺飛白(こんがすり)の筒ッポを着て...
夢野久作 「近世快人伝」
...開港地横浜の千歳町にあった私立山内尋常高等小学校というのがそれである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...明治三十一年(1898) 六歳横浜市千歳町山内尋常高等小学校に入学...
吉川英治 「年譜」
...やがて千歳町の“横浜市私立山内尋常高等小学校”という長い校名の懸っている小学校へ通学し出した...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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