...「高等官の就任式が行われた...
...「この国では、高等官を補欠することはできない...
...「彼は高等官になるための資格を持っている...
...「高等官たちはその問題に緊急に対応する必要がある...
...「高等官たちは厳密な規律を守らなければならない...
...高等官にでも辯護士にでもなられるやうに...
石川三四郎 「浪」
...たとい種畜場(しゅちくじょう)はやめても東京へでたらば高等官(こうとうかん)のはしくれぐらいにはなっておれることと思っておった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...大学の学士で某省の高等官とかを勤める華尾(はなを)高楠(たかくす)...
内田魯庵 「犬物語」
...こうして辛抱していれば追々高等官になれる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...高等官になれば誰でも満足するものと思ってる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それだけ高等官候補者の出世が困難になり...
戸坂潤 「社会時評」
...実際に官僚という資格を有つものは恐らく高等官の一部分のものでしかあり得まい...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...わざわざ外務の高等官が...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私は文部省の高等官でいたしまた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...もと木挽町(こびきちょう)辺にあった某省の高等官であったが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ただ安さんの兄(あに)さんが高等官になって長崎にいると云う事を聞いて...
夏目漱石 「坑夫」
...だからお上(かみ)でも高等官一等を拵(こしら)えてみたり...
夏目漱石 「中味と形式」
...それは国にいる時分の体面を保つ事は覚束(おぼつか)ないが(国にいれば高等官一等から五つ下へ勘定(かんじょう)すれば直ぐ僕の番へ巡(ま)わってくるのだからね...
夏目漱石 「倫敦消息」
...高等官並とかいう不分明な職名がつくだけで...
久生十蘭 「蝶の絵」
...高等官の中間(なかま)にでもはいったように威張っているそうだ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...その高等官は幸(さいわい)にして全快したけれども私の方の心の礼と外の人の形の礼とをいずれが悦(よろこ)ばしく思ったかしらん...
村井弦斎 「食道楽」
...ちょうど東京で高等官連中が紅療治(べにりょうじ)や気合術に依頼するのと同じことである...
森鴎外 「寒山拾得」
...私らがはじめて高等官になった明治三十五...
柳田国男 「故郷七十年」
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