...「高等官の就任式が行われた...
...「この国では、高等官を補欠することはできない...
...「彼は高等官になるための資格を持っている...
...「高等官たちはその問題に緊急に対応する必要がある...
...「高等官たちは厳密な規律を守らなければならない...
...たとい種畜場(しゅちくじょう)はやめても東京へでたらば高等官(こうとうかん)のはしくれぐらいにはなっておれることと思っておった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...柳原ものではあるまいかと思われるような上下色沢の不揃いな金モール服が何と六百何円――貧乏村の校長氏の高等官七等の栄誉を飾るためにこの瘤村長は通学児童の筆墨代をせしめたのである...
犬田卯 「瘤」
...道廳古株の高等官であつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大学の学士で某省の高等官とかを勤める華尾(はなを)高楠(たかくす)...
内田魯庵 「犬物語」
...目腐れ高等官が何だ...
内田魯庵 「犬物語」
...高等官になれば誰でも満足するものと思ってる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...某学士兼高等官は某伯の婿...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...処で内務省の全高等官は今後半カ年間年俸の五分を割いて農村に捧げることを申し合わせ...
戸坂潤 「社会時評」
...各省高等官は俸給月額の少くとも百分の一を醵出して農村に送ることを申し合わせた...
戸坂潤 「社会時評」
...わざわざ外務の高等官が...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...もと木挽町(こびきちょう)辺にあった某省の高等官であったが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ただ安さんの兄(あに)さんが高等官になって長崎にいると云う事を聞いて...
夏目漱石 「坑夫」
...高等官並とかいう不分明な職名がつくだけで...
久生十蘭 「蝶の絵」
...高等官の中間(なかま)にでもはいったように威張っているそうだ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...先年或る高等官が大病に罹(かか)った時...
村井弦斎 「食道楽」
...その高等官は幸(さいわい)にして全快したけれども私の方の心の礼と外の人の形の礼とをいずれが悦(よろこ)ばしく思ったかしらん...
村井弦斎 「食道楽」
...ちょうど東京で高等官連中が紅療治(べにりょうじ)や気合術に依頼するのと同じことである...
森鴎外 「寒山拾得」
...高等官は一人もいず...
柳田国男 「故郷七十年」
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