...日本人の方が虫よりも高等な有機体だと思わないか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...高等な教育を受けなかった夫人が漢文や古語を読み解(と)くのにずゐぶん苦心惨憺したやうです...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...ラジウムよりもずっと高等な生物ですよ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...これはたしかにわれわれ人類より高等な生物だと断言していいでしょう...
海野十三 「海底大陸」
...高等な生物になれると考えたのであった...
海野十三 「火星兵団」
...「水中にやや高等なる動物がいるらしい...
海野十三 「三十年後の世界」
...もともと司法官などが勤るような高等な人間ではないのである...
海野十三 「深夜の市長」
...猿なんかよりも高等な智慧(ちえ)をもった動物のように見えた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...獣類のごとき最も高等な動物が含まれている...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...此他もう少し高等な生きものの中にも一人の仲間を持っていました...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...二十世紀の現代では日本全体が一つの高等な有機体である...
寺田寅彦 「天災と国防」
...彼らはアントアネットをやや高等な一種の召使として取り扱い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...文字の素養がなくとも誠実な感情を有(いう)してゐる以上は(又如何(いか)に高等な翫賞(くわんしやう)家でも此(この)誠実な感情を離れて翫賞の出来ないのは無論であるが)誰でも中佐があんな詩を作らずに黙つて閉塞船で死んで呉(く)れたならと思ふだらう...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...高等なる文物が翕然として流れ込むことゝなつた...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...これ滑稽中の高等なる者なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...虫類間に遺伝残存しおるが如き獲物飜弄の高等なるものを行いたる習性が変形遺伝せしもの(敵手の首級を投げ上げ投げ上げ歓喜したる史実厳存す...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...高等な常識を持っている思慮周密な人間が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...高等な常識を使った計画的な殺人...
夢野久作 「一足お先に」
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