...いかにも高等な感じを与えていました...
芥川龍之介 「開化の良人」
...もしあれがもう少し高等な相手だったら...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...もちろん高等なことでもなんでもない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...高等な教育を受けなかった夫人が漢文や古語を読み解(と)くのにずゐぶん苦心惨憺したやうです...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...人間よりも高等な生き物のような気がする」と医学生吹矢は...
海野十三 「生きている腸」
...ラジウムよりもずっと高等な生物ですよ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...獣類のごとき最も高等な動物が含まれている...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...意などのごとき高等なる精神的作用をつかさどる器官なることは今述べたとおりであるが...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...もし人間が高等な動物に過ぎず...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...人間のごとき最高等な動物でも...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...兎角余り高等な教育を受けると余計な所へ顔を出したくなる...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...高等なものと下等なものまず意識の三分を最もはやく試みたのはプラトンである...
中井正一 「美学入門」
...何か高等な政治的なかけひきが秘められている...
本庄陸男 「石狩川」
...「女の子にまで高等な学問をさせるようになったとすると...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...実にそれは高等な動物世界と人間世界とに共通である...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...高等な動物及び人間においては脊椎骨(せきついこつ)が次第に結合して行つて...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...これ以上の高等なのも居たろう...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...虫類間に遺伝残存しおるが如き獲物飜弄の高等なるものを行いたる習性が変形遺伝せしもの(敵手の首級を投げ上げ投げ上げ歓喜したる史実厳存す...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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