...いかにも高等な感じを与えていました...
芥川龍之介 「開化の良人」
...人々は高等なる技(わざ)といへど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ラジウムよりもずっと高等な生物ですよ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...「火星にわれわれ人間以上の高等な生物が住んでいるというのは...
海野十三 「三十年後の世界」
...下等な生物から高等な動植物...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...実に当時の農工商はみなこれこの武士と高等なる武士に供給奉仕せんがために生存するところの輜重部にてありしなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一体かう云ふ事は余り高等な教育を受けた結果です...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...高等な学校の用に供するものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それはいわゆる高等なる芸術...
中井正一 「絵画の不安」
...高等なものと下等なものまず意識の三分を最もはやく試みたのはプラトンである...
中井正一 「美学入門」
...いわんや高等なる文明の御玉杓子を苦もなくひり出す東京が怖しいのは無論の事である...
夏目漱石 「虞美人草」
...高等な教育を受けて...
夏目漱石 「野分」
...高等な労力に高等な報酬が伴うであろうか――諸君どう思います――返事がなければ説明しなければならん...
夏目漱石 「野分」
...高等な人間では、わづかにこちとら仲間の官吏を一人見かけた位のものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...実にそれは高等な動物世界と人間世界とに共通である...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...研究の結果今は蜥蜴より高等な爬虫の一群と学者は見る...
南方熊楠 「十二支考」
...高等な数学ができるということを自慢していた...
柳田国男 「故郷七十年」
...薬物なぞいう高等な研究に対して組織立った知識は持っていない筈だ……と見当を付けたからである...
夢野久作 「暗黒公使」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??