...もちろん高等なことでもなんでもない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...高等な物のある事を考へろ...
芥川龍之介 「売文問答」
...そして或は高等な或は下等な変化の限界の単なる延長であるに過ぎない...
石川三四郎 「社会的分業論」
...それに高等な教育と...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...人間よりも高等な生き物のような気がする」と医学生吹矢は...
海野十三 「生きている腸」
...そうした芸術的に高等な芝居が...
寺田寅彦 「自由画稿」
...併し之だけではまだ暴力団の一等高等な意義が捉えられていない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一体かう云ふ事は余り高等な教育を受けた結果です...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...文字の素養がなくとも誠実な感情を有(いう)してゐる以上は(又如何(いか)に高等な翫賞(くわんしやう)家でも此(この)誠実な感情を離れて翫賞の出来ないのは無論であるが)誰でも中佐があんな詩を作らずに黙つて閉塞船で死んで呉(く)れたならと思ふだらう...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...然るに今一層高等なる職業學校...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...今よりも更に高等な形に育って行くには言葉に尽くされぬほどの永い永い年代が経たねばならぬ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...高等な生活のように思いこんだ婦人たちは...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...「女の子にまで高等な學問をさせるやうになつたとすると...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...高等な動物及び人間においては脊椎骨(せきついこつ)が次第に結合して行つて...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...開立というような高等な数学ができた...
柳田国男 「故郷七十年」
...虫類間に遺伝残存しおるが如き獲物飜弄の高等なるものを行いたる習性が変形遺伝せしもの(敵手の首級を投げ上げ投げ上げ歓喜したる史実厳存す...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...高等な常識を持っている思慮周密な人間が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...もっと高等な酒楼へ案内するつもりだったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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