...父を救おうという高潔な動機から...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...平和と愛との高潔な心情を読みとつたのでした...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...特に高潔なる精神的要求より離れて...
西田幾多郎 「我が子の死」
...報酬を求むる手段としての務(つとめ)僕の知れる某(ぼう)貴夫人はすこぶる高潔なる家庭に人となり...
新渡戸稲造 「自警録」
...絶えず高潔な感情を求めて...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...長靴を履いた自分の姿を見たラスチニャックはつい先ほどの高潔な決心を忘れてしまった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...とにもかくにも高潔な行為には違いないのではないかな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...自分の高潔な意識と細やかな心遣いをしっかりと固めることが出来た...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...俗気のない高潔な人間は...
久生十蘭 「金狼」
...この小説の主人公には高潔な人間は用いられていない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...高潔な人間が可哀そうだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...またむやみに、高潔な人間、高潔な人間と、この言葉が濫用されすぎる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...イーストウッドの高潔な叔母様をカーバー所長はお友達として称賛されましたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...高潔な人間の務めであるとした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何もこの上善良高潔な霊魂までもそこなうには及ばない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかに高潔な、無私公平な、新しい政治理想をもっていても、現実には、必ず強者であり支配者であることから、ぬけ出ることはできないのである...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そうした先輩の高潔な恩誼に対するセメテモの感謝の表現になりはしまいか……否……そうした方法に従って...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...猶太(ユダヤ)のような下等な国に生れれば基督(キリスト)以上に高潔な修業が出来るかも知れん...
夢野久作 「近世快人伝」
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