...ある高潔な一族について...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...また品性の高潔な公共心の厚い好個の青年実業家として...
有島武郎 「或る女」
...あなたには?」「わたし? わたしは要らないですよ」とこの高潔な徴収員はにこやかに笑って掌を振りました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...杉浦君のような高潔な闘士に...
太宰治 「花火」
...これをどこまでも高潔な方法でかたづけて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...今おれはあの女の高潔な感情をあざけったけれど...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...高潔なんだよ……貧乏だって...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...特に高潔なる精神的要求より離れて...
西田幾多郎 「我が子の死」
...この人格の高潔な二名人の絵をかけて居ると...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...絶えず高潔な感情を求めて...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...「高潔な化物が出る場所とか...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...三百年間ダッシュウッド家は高潔な紳士が治めてきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...僧都の高潔な心に逢って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其義至つて高潔なり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...いかに高潔な、無私公平な、新しい政治理想をもっていても、現実には、必ず強者であり支配者であることから、ぬけ出ることはできないのである...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その貞操の高潔なる...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...晩年の高潔な隱操生活などから推して...
吉川英治 「折々の記」
...彼の高潔な趣味と修養の心掛けは熄(や)まなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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