...その貨車には高価な美術品がたくさん積みこんであった...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...数千ポンドの高価な紙包みが隠してあるにちがいなかった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...見るからに高価な物すごい花束をお見舞だって持ってきたそうですが...
高見順 「如何なる星の下に」
...酒ほど贅沢で高価なものはない...
種田山頭火 「其中日記」
...それからまたある時自分にしては比較的高価な本を買った時に応接した店員の顔がどこかにちらとひらめいたと思われた冷笑の影が自分に不思議な興奮を与えた事も思い出される...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...高価な薬の匂いがプーンとします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまり高価なので今まで買うことができなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...高価な植物に金をつぎ込んで趣味にのめり込むものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...自らは高価な宝石をちりばめた金襴の服をまとい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...高価な品は非常にしばしば審美的価値の貧弱を伴うからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...もしまたそれが豪奢(ごうしゃ)な高価な絵なら...
柳宗悦 「民藝四十年」
...高価なものなど手に入れる望みはない...
柳宗悦 「四十年の回想」
...祝言の式にいろいろと大事な飾り道具や高価な器物がたくさん並び...
山本周五郎 「思い違い物語」
...家具なども思いきって高価な品が多い...
山本周五郎 「竹柏記」
...それは一〇二頁において説明された如くに高価な財貨と交換しては取得され得ないからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...食料品が低廉にして豊富なる所では彼れの分前はより多くそしてそれが稀少にして高価なる所ではそれはより少いであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...私がそれを美しい衣服や高価な什器に実現しようと...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ポルトガル人の一人は非常に高価な上衣をぬいで...
和辻哲郎 「鎖国」
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