...また長年養って商売化した兵隊は非常に高価なものであります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...最も高価なものの外は求めなかつた...
ヴァレリイ 坂口安吾訳 「〔翻訳〕ステファヌ・マラルメ」
...見す見す余命いくばくもないのが解っていながら(そ)んな高価な辞書を買うでもあるまいと...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...高価な無罫白地の用箋の上に...
海野十三 「千早館の迷路」
...そこの梁(はり)のあたりに夜はゆらめく火の影が映りゆらぐべきではないだろうか? そういう物の形の方が壁画とかそのほかのたいへん高価な家具より人の空想や想像力をこころよくそそるものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...多くは高価なものが...
豊島与志雄 「風景」
...高価な水晶の眼鏡まで求めたが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...高価な毛皮で縁どった天鵞絨(びろうど)の服や...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...高価なものばかり...
火野葦平 「花と龍」
...それともよく耳環にはめる高価な水晶のやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...スティーブン・リッチフォードからもらった豪華なダイヤ等の高価な贈り物のことはすっかり忘れていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...非常に高価な物だったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...美を目的として作られるあの高価な品の多くに...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...家具なども思いきって高価な品が多い...
山本周五郎 「竹柏記」
...この頃では全然一変して高価な物をかなり多く並べる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...高価な道具を使うので上流社会に持(も)て囃(はや)されて...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...尤(もつと)も三四十円のもあるのであらうが兎(と)も角(かく)も高価な品(しな)とされて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...輸入貨物と引替にかかる高価な財貨を輸出することは出来ないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??