...高い山をのぼりはじめました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...このときうしろの小高い山かげから...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...三方を高い山に囲まれたもの静かな風景も...
海野十三 「火星兵団」
...如何なる怪力がゼムリヤ号を高い山頂へ搬(はこ)んだか...
海野十三 「地球発狂事件」
...此日小高い山腹の曹洞宗木食上人道場自在庵を訪ふ...
高村光太郎 「気仙沼」
...あんなに高い山になつてゐるぢやありませんか...
太宰治 「お伽草紙」
...行手けふも高い山が立つてゐる白犬と黒犬と連れて仲のよいこと山の水のうまさ虫はまだ鳴いてゐる・父が掃けば母は焚いてゐる落葉蔦を這はせてさりげなく生きてゐるか駄菓子ちよつぴりながらつ(マヽ)てゐるあるだけの酒はよばれて別れたが・豊年のよろこびの唄もなし・米とするまでは手にある稲を扱ぐ茄子を鰯に代へてみんなでうまがつてゐる留置郵便は端書...
種田山頭火 「行乞記」
...しかしその村もやっぱり鷲峰山(しゅほうざん)という高い山の麓になっているので...
近松秋江 「狂乱」
...ある高い山の上に飛び上がって...
豊島与志雄 「コーカサスの禿鷹」
...向(むこ)うにはさらに高い山がつき立っていました...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...「高い山でもないが――」「お母様――お兄様を捜しに参りましては?」「なりませぬ」綱手は俯向いた...
直木三十五 「南国太平記」
...オ国の方にはずいぶん高い山があるそうですなあ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...もっと高い山だと空気が稀薄で呼吸が困難であるか知らないが...
正宗白鳥 「登山趣味」
...それは高い山だつた...
三好達治 「測量船」
...様々の果樹や緑したたる樹々に掩われた高い山を聳(そび)えさせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつも高い山の中腹に立つ氣持...
吉川英治 「折々の記」
...姫路のお城より高い山にある...
吉川英治 「黒田如水」
...近くの小高い山上の館(たち)へ入っていた...
吉川英治 「私本太平記」
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